2024年日本縦断の旅

絶景のキャンプ場とオモロイ仲間達

こうこく

 

 


北海道標津町のしべつ海の公園に居ます。

朝、最初に外を見た時に雨が降っていると、テンション爆下がりです。

最近、毎朝玉子を焼いてるような気がしますが、

たぶん気のせいです。

さあ、今日はどっちへ向おうかと北海道の天気をチェックしてみたら・・、今日、明日と釧路方面の天気がよさそうです・・、ならそっちへ向いますか。

雨があがったようなので、公園を散歩してみます。
すぐ先に灯台があって、朝早くから何台もの漁船が出て行く音がしていました。
昨日、たくさんの漁船があったので、ここは漁業の町なのでしょう。

この先の方には東屋や緑地があって、その奥はどうもキャンプ場になってるようです。
あっちは有料でこっちはタダ・・、肉を焼かなきゃこっちで十分だと思います。

ここの公園には綺麗なトイレがあるのですが、ちょっと・・、い、いや、だいぶ変わっているのです。
手洗い場の水を出すには左上の黒いボタンを押せと書いてるので、ポチッと押してみたら、しばらくゴボゴボと音がした後に、突然、バシュッ!・・、バフッ!、ガフッ!、ベシュッ!という音と共に水がスゴイ勢いで数秒吹き出て、その後すぐに止まるのです・・・
こんなんで、洗えるかーー!!!と思うのですが、実は便器もこれなんです。

用を足した後に蓋を閉めて(閉めろと書いてある)黒いボタンを押すと、手洗い場の何倍もの音で、ガボガボガボ、バフッ!バフッ!!・・、グワラゴボゴボゴボ・・、バシュシューー!!!って、それはそれはおぞましい音がするのです・・、中はどうなったのか・・、蓋を開けて覗いて見る勇気はありませんでした・・・

イマイチの天気ですが出発します。
天気予報が合ってれば釧路に近づけば晴れてくるはずです。

走っていると家の前で何かがクルクル回ってる・・、おお!・・、あれは、以前、唐津の朝市で見たイカを干すクルクルマシンではないですか・・、やはりイカの一夜干しはこうして造るのかとパシャリと一枚撮っといたのですが、後で写真をよく見たら、どうも回ってたのは魚のよう・・、こいつで回せば何でも干物になるようです。

でっかいトラクターが普通に走る道を進み(さすがに抜きました)、

釧路に近づくに連れて湿原が多くなったな~・・、なんて思いながらしばらく走って、

途中にあったイオンでお買い物です。
久々にサービス氷が欲しいと思っていたら、

こんなんありましたけど~~・・・

冗談はヨシコさんです。

蓋を開けてみると・・、ホンマかいな~~・・・、しかも、半分溶けてます・・・
この町で一番でっかいであろうこのスーパーで、これだけの氷で事足りるなんて、それだけ需要がないのでしょう・・、改めて、北海道恐るべしです。

カモメと競争しながら釧路市の手前まで進み、

狭くてダートな道を入って行けば、

来止臥野営場に到着です。

目の前に絶景広がる、何て綺麗なキャンプ場なんでしょう。
しかもゴミまで捨てられて無料だなんて、とても信じられないのです。

すると突然、

なんじゃ、お前は、おらーー!!、勝手に停めやがって!と、言わんばかりに登場した、まるでホンマモンのような出で立ちのこのオヤジ・・、お隣のキャンカーの鳥取から来たタキカワさん(面倒臭いのでこの後は鳥取オヤジと呼ぶ)・・、お前こそなんじゃい、その玉子は!と言い返したら大人しくなりました。←すべてフィクションです。
青い服を着てるのは多摩ナンバーのキャンカーで来ていたタマちゃん(本人がそう言った)・・、すぐ仲良くなってしばらくキャンカー話に話が弾んだのです。

しばらくしてタマちゃんは帰って行ったのですが、この鳥取オヤジがずっと側から離れないので・・、何を笑っておる・・、タープを張るのを手伝ってくれたりしてイイオヤジなのですが、おしゃべり好きでなかなか解放してくれないのです。

このオヤジの話を聞いていたら、数日前に熊の湯で漁師に怒鳴られたらしくて、あんな所は二度と行かんと一人怒っているのです。

やっぱり水を入れてヌルくしたらしい・・

うぷぷぷぷっ・・、どうんなヤツが漁師に怒鳴られるのか、一度見てみたいと思っていたら、そいつが目の前に居るなんて・・、ギャハハハハーっと笑いたいのをグッと押さえるのが大変だったのです。

そのうえ、以前にワタクシが五右衛門風呂を沸かした白滝高原にも居たらしくて(どうも同じ日に入れ違いだったよう)、あのインチキ師匠に釣りに連れて行かれて、やっぱり夜は乱入されて独演会を聴かされたのだそう・・

ギャッハッハッハー、ゲラゲラゲラゲラ・・

もうガマンの限界なのです・・、ウヒー、腹が痛い・・・

それでもまだ一人でずっと喋っているので、こりゃたまらんと思い、「あっ、タープ付けるが反対側だったのでちょっとやり直しますー」と言って少し車の間隔を開け、反対側にタープを付け替えたのでした・・、どうかこの間に誰かが来てくれますように。

やっと鳥取オヤジから解放されて、ブログを書こうとしたのですが、

なぬ!・・、全然動かんぞ?・・・

スマホを見るとアンテナが1本しか立ってないのです。

外に出てアチコチ歩いてみると、上のサイト方はアンテナ3本は立つのですが、こっちに来るほどダメみたい・・、特にドコモはここはダメなんだとベテランさんが教えてくれました。
タープも張ってしまったし、上の方は混雑してるので、

イスとパソコン持って電波が飛んでる所でやろうとしたのですが、

明る過ぎて画面が見えないのです・・・、万事休す。

人間、諦めが肝心とばかりに、ブログは諦めたのでした。(翌朝の更新だけまたここに来てしました)

しばらくすると真ん中に釧路から来たご夫婦がやって来て、テントを張り始めました。
おお、やっと来てくれたかと思っていたら、さっそく鳥取オヤジが出て来て喋り始めたのですが、ご夫婦はあまり反応を見せません・・、あまり干渉して欲しくない人達のよう・・、しばらくしてオヤジ・・、すごすごと退散して行きました・・、ちょっと可哀想そう。

タープの下で涼んでいると、これまた強烈なキャラのオヤジが現れました。青森から来た自称森のクマさんだそうです・・、ウププッ・・、いちおう自覚してるようです。
ここはアブが凄く多く飛んでて危ないのですが、クマちゃんはすでに3ヶ所も刺されたそうで、大丈夫なのかと聞いたら全然痛くないのだそう・・、ぷぷぷっ・・、それはあんたがクマのように頑丈だからだろう・・、なんて言う訳にもいかず、持ってた薬を貸してあげたのでした。
でもやっぱり薬は要らなかったかも・・、だってあの人・・、うぷぷぷぷプッ。

でもクマちゃんは朗らかでいつもニコニコしていて、面白くてとってもイイ人なのですよ・・、一緒に呑もうと後から上のサイトに探しに行ったのですが、何処にいるのか姿が見えず・・、結局見つけられなかったのです(翌日聞いたら、ずっとテントの中に居たらしい)、残念。

だいぶ日も傾いてきて、食事を始める人が増えて来ました。
タマちゃんは友達のキャンカーに誘われてるって言ってたし、鳥取オヤジはもうさっさと飯食ってるし、

では今夜も一人で呑みましょうか・・、再び焼丸くんの登場なのです。

夕焼けを見ながらビールを飲むなんて・・、何とマンダムなのでしょう・・

すると夕焼けをバックにタマちゃんがやって来ました。
この先に絶景ポイントがあるらしいんですけど、一緒に行きませんかと・・、朝は霧が出るので、今しか見られないのだとか・・、正直、もう飲んでるしこれから歩くの面倒臭いんだけど、せっかくタマちゃんが誘ってくれたので行く事に・・・

ここを行くのか・・、クマは出ないのかクマちゃん・・、い、いや・・、タマちゃん・・

ここでこのクマが出て来たら、とってもオモロイのだが・・・

おお!・・、これはスゴイのです・・、こんな所に居たなんて・・、見る角度でこんなに違うものなのか・・、後ろからツンと押されたら、ギャーーって落ちてしまいそうな景色なのですよ・・、タマちゃん、あんたはエライ!・・、よくぞこの景色を見せてくれたものなのです。

あまり見た事に無い夕暮れの色なのです・・、水平線の辺りだけが赤く染まって・・、いや赤じゃない・・、初めて見る空の色かも知れません。

タマちゃんのおかげで絶景見れて、本当にここに来て良かったと思うのです・・・と、言いながらも花より団子・・・、やっぱり最後はここが落ち着きます。

とってもイイ所なのですが、で・・、電波が・・・
電波難民になってしまいました。

明日は何処に向いましょう。

・・

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こうこく




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