旅に出ないおやじの日常

農家への道は意外にほにゃららだった

こうこく

 

 


こんにちは。

農家のしゅんめいさんです・・、イエ~~イ (*^^)v

農業を営むとウソ八百こいて手に入れたこの土地なのですが・・、

秘密基地の建設には金も時間もかかるので、取りあえずここで何して遊ぼうかと考えてる小泉今日この頃です。

すぐ隣には綺麗な川が流れていて夏には水遊びだって出来ちゃいそうなので、やっぱキャンプ場にして大勢で遊ぶのが楽しいだろうと思うのですが、それには若干の問題が・・・

たった今、若干と申し上げましたが・・、

いやいや、人類にとって不可欠とも言える問題があるのですよ・・

その重大な問題とは、

トイレがないのです!

どうだ、まいったか!

まあ畑なのであたり前田のクラッカーと言えばそれまでなのですが、ここを遊び場にしようとするのなら必需品・・、男だけなら小さい方は自然のバイオトイレで済ますとしても、さすがに大はチョイと困るのです・・

昔、ゴルフ場でガマンの限界に達したオヤジが、たまらずにバンカーで大をやっちまってるのを目撃してしまったのが未だにトラウマになってるのですが、あれだきゃあ人としてやっちゃいかん事だろうと思うのですよ・・・

車で5分ほど走ればコンビニがあるのですが、酒呑んで騒ぐとなればゲコの運転手が必要なので必ずメンバーに入れておかねばならず、そうなると自民党が国民民主党に遠慮してるようにいつもそいつのご機嫌伺いをしてなくちゃいけなくなってしまうのです・・

それにここはイノシシが出没するらしく、至る所に牙で地面を掘った後があるのです・・、コワッ。

まあ、熊じゃないだけマシだろうし、さすがに昼間はそうそう出ては来ないだろうが(時々目撃されるようです)、泊まりのキャンプは危険かもしれません・・・

そんなことを考えながら勝手に夢だけが広がっていく毎日なのですが、先日書いたようにこの土地を手に入れるには涙無くても語れる浅いストーリーがあったのです・・

まずは市役所の中にある農業委員会に出向いたら、あれやこれやと難題をふっかけられたのですが、

一番困ったのはたくさんの書類の作成・・

特にこれから農業を始めようとする新規就農者は「就農計画書」とやらを作成せねばならず、この内容がこれまた難解だったのです。

たとえば・・、

問い1.所有している農機具の名称およびその写真

これから農業始めるのに、そんなもん持ってるわけねーだろ!・・と、心の中で叫びつつ・・、知人の耕運機の写真を撮らしてもらって、あたかも自分の所有物のように添付・・・

問い2.主な出荷先

あのね・・、まだ畑を耕してもないのにそんな事考えてもねーわっ!・・と、心の中でさけびつつ・・、農協に入るほど本格的にやる気も無いので、実態を把握しにくいだろうと思われる「産直市場および個人販売」なんて適当に・・・(農家とは業として農業を営まねばならず、作った作物を販売して収入を得ねばならんのです)

問い3.年間収入見込み

だからね・・、何がどれだけ出来るかも分らんのに収入ってあんた・・と、心の中で叫びつつ・・、どうせ適当なんだから1億円・・・と、書こうとしたけど中尾ミエミエなので100万くらいに(これでも無謀)

こんな涙無くしても語れる努力の末、やっと書類審査に合格した後に待ってたのは・・

後日、指定された場所に呼び出されて、地域の農業委員と呼ばれる長老5人と農業委員会の職員2人の合計7人に囲まれて面接(尋問とも言える)・・・

これって、就職試験かい・・・

そんなこんなパンナコッタな苦労の末に、やっと手に入れたのがこの許可書なのです。

血と汗と涙は無くて、若干の苦労はあったものの、想像してたよりも綾瀬はるかにハードルが低くて、意外にあっさり貰えてしまった感があるのです・・・

どうも一昨年までは最低耕作面積とやらが決められていて、ある程度の広さを耕作する義務があったらしいのですが、それが撤廃されたおかげで広さに関係無く申請が出来るようになったらしくて(自治体によって違うらしいです)・・、どうもそのおかげのようなのです。

耕作放棄地の増加や農業従事者の減少が深刻化する反面、趣味として家庭菜園やアウトドアを楽しめる場所を探してる人がたくさん居るのも事実な訳で・・、
もっともっと規制を緩和してあげれば需要と供給のバランスが取れて来て、休耕地の有効活用に繋がるんじゃないかなんて、縁側でのんびりとお茶を飲みながら一人思う吉沢きょうこの頃なのでした・・・

タダでもいいから田畑を貰って欲しい農家なんてたくさんあるので、ちょいと興味のある皆さん・・、意外にハードルは低いですぞ。

・・

↓ ポチッとクリックしてもらえると、とっても嬉しいです!🤗

↓ クリックしてもらえると脱出計画が前進します。

こうこく




-旅に出ないおやじの日常