日本の離島、最果ての旅

「日本の離島・最果ての旅」6日目 日本最南端断念す

こうこく

 

 


沖縄県の石垣島に居ます。

「日本の離島・最果ての旅」、6日目になります・・

今日は8時の高速船で波照間島に向うので、早く出発しなくてはなりません・・、地元の元気牛乳で元気いっぱい!・・、今日も旅を楽しみます・・

今朝使う高速船のチケットを確認していると・・・、なぬ!・・・、波照間島から西表島に渡ケットがキャンセル済になっとる・・、キャンセルした覚えはないのだが・・、もう一度予約し直そうとすると当日予約は出来んとな・・、ま、まずい・・・、とにかく離島ターミナルの窓口に行くしかないようだ・・

まだ、薄暗い中徒歩で出発して、

離島ターミナルに到着・・、窓口で確認すると・・、船の欠航が決まると自動的にキャンセルになるらしい・・、なぬ!、け、欠航・・・、ウソ・・・、1日1便しかないのに・・

今夜の宿は西表島で取ってるのだが、船が欠航になったので波照間島に渡ったら西表島に行けん・・、西表の宿をキャンセルしても、波照間なんかで今更宿が見つかるのか・・、そもそも波照間に宿がないので西表取ったのだから・・、と、言う事は、日本最南端到達を断念せねばならんのか・・・

・・・💧無念・・・、涙、涙で波照間行きをキャンセルして西表島行きに乗船・・、残念無念、苦渋の決断なのです😭

ワタクシの涙のような激しいしぶきを上げながら船は西表島に向って行きます・・、波照間島ではないのです・・

平日なのにほぼ満席です・・、ヒマな・・、いや、同じ境遇の方が多いようです・・

西表島が見えて来ました・・、気持ちを切り替えて初西表島上陸です・・

レンタカーを借りて西表の冒険にレッツらゴーです・・

ここ数日、いろんな島を走って来たので、時々ここが何処なのか分らなくなってしまいます・・、特別な景色が無い限り、どこも同じに見えてくるのです・・

まずは有名どころの、牛車に乗って由布島に渡ります・・

おお!…島優子・・、水牛がスタンバってるでは有馬記念・・・、立派な角が生えていますが、思ったよりも大人しいそうで、優しい目をしています・・

牛車に乗って出発進行・・、と思ったら、水に入ると直ぐに止まっておしっこをし始めました・・、水牛と言うだけあって、用を足す時は水の中でするのだそうです・・、そしておしっこが終わるとまた歩き始めます・・

自分の仕事が分っているようで、担当の人は「そろそろ行こうか」とか「頑張れ頑張れ」と優しく声を掛けるだけなのです・・、しきりに日産よりもすごい自動運転だと自慢しています・・

皆さん自分の子供くらいに思ってて、優しく大事に接しているので、牛も優しくなるのだそう・・、物静かで賢い牛さんです・・

由布島に着いたら、別の牛車に並んでピッタリ止まります・・、止まる場所もちゃんと理解しているのです・・、今回乗せて貰ったのはこのムサシくん…、賢い牛です・・

ここには沢山の水牛がスタンバイしていて、出番が来ると一頭ずつ仕事に出掛けて行きます・・

なかにはこんなリラックスした牛も・・・

由布島は島全体が亜熱帯の植物園になっていて、まるでジャングルの中に遊歩道を整備したようです・・

たくさんの蝶蝶や・・、

ヤンバルクイナもいて・・、

花飾りでお洒落した牛さんに、触ることも出来るのです・・

綺麗なビーチもちゃんとあります・・

東日本大震災で流された杭が、9年をかけてここに流れ着いたそうです・・、こんな離島のこの海岸にあんな遠い所から・・、不思議です・・

1時間半くらいかけて、ゆっくりとジャングル探検を楽しんだら・・、

帰りの牛車に乗って対岸に戻ります・・

この担当のお姉さん、今日が初めて牛車に乗るらしいのですが、牛がお利口で勝手に進んでくれるので、大丈夫なのだとか・・、そして彼女、ワタクシが7年勤務した愛媛県八幡浜市でミカン摘みアルバイトをしていたそうなのです・・、人はどこかで繋がっているもんだと、つくづく縁を感じるのです・・

帰りに送ってくれたのはメスのスバルちゃん・・、素敵なおしりをずっとこちらに向けていました・・

牛車を降りて、島を反時計回りに進みます・・

やはり離島なので、一見綺麗なビーチが幾つもあるのですが、

実は漂着ゴミがスゴイのです・・、こんな離島に流れ着く漂流物はいろんな国から来るのでしょう・・、海開きもまだなので清掃もしてないようです・・

途中にあった食堂でお昼ご飯にします・・

手前が三枚肉そばで、奥が野菜そばです・・、まるでチャンポンのよう・・

ソーキそばとか八重山そばとかは、のせてる具材の名前だそうで、基本麺とスープは同じだそうです・・、見た目よりもあっさりしていて美味しく頂きました・・

次にやって来たのは星砂の浜・・、直ぐ近くに島があって、これまでとは違う景色のビーチです・・

珊瑚礁が広がっていて、シーズンにはシュノーケリング客で賑わうようです・・

星砂が見つけられるらしいのですが、見つけようと手に取ると風で飛んでしまいます・・、砂自体がとっても軽いのです・・、言われてみれば星形のようなのが・・、う~ん、良く分からん・・

綺麗な景色を眺めながら更に進んで行くと・・、

行き止まり・・、道が突然終わってしまいました・・

そうなのです・・、西表島は島の周囲にしか道がなくて西側には行けず、周回する事が出来ないのですよ・・、このレンタカー、今時ナビも付いてないのですが、これではナビも要らないはずです・・、迷いようがないのです・・

この先には車で行けません・・、船でしか行けない秘境のようです・・

来た道を戻ります・・、戻る道しかないのです・・

来るときに飛ばしていたサキシマスオウノキ群落に立ち寄ります・・

ちょっと怖い入口を入って、遊歩道を進んで行くと・・、

おお!…、島さと子・・、これがサキシマス…オウノ…キか・・、言いづらい・・、しかし、これぞ群落と言わんばかりにワンサと自生しています・・

たぶんここは海水じゃないかと思うのですが、水中から根っこが生えています・・、あれはマングローブか・・、よく分らんが凄いのです・・、自然の力を感じます・・

いろんな植物が自生していて、まさにジャングルです・・、この山中にはもっと凄い秘境があるのでしょう・・

時計回りに道を進むと・・、

おお!…貞治・・、反対側の行き止まりに到達しました・・、これで西表島の端から端まで走破したのです・・、が・・、そんな大袈裟なもんじゃなくて、車でたった1時間半くらいなのですよ・・、しかも一本道なのです・・、つまらん・・

このあたりは何処に行っても最南端があります・・、行けなかった波照間島・・、あそこなんか何やってもが最南端だもんな~~・・、行きたかった・・

そろそろ今夜の宿に向います・・

今日お世話になる竹盛旅館さんに到着・・

窓から見える西表の景色です・・、静かでし~~んとしています・・

お待ちかねの夕食の時間です・・、すべて地元の食材で作られた料理で、お魚は塩煮だそうです・・

オリオンビールで乾杯して・・、いただきま~す…、うん、旨い!・・、素朴な味付けですが素材の味が良く分かって、どれも旨いのです・・

ついでに泡盛も頂いて・・、ご馳走様です・・

食堂だったので、あまりガンガン飲む訳にもいかず・・、氷を貰って部屋で飲み直しです・・、前にテレビでやってた泡盛のコーヒー割に挑戦・・、

う~ん、どうも口に合わん・・、旨くない・・、やっぱり水じゃ、おお、普通に旨い・・

水がなくなったので、今度はお茶じゃ・・、要するに、飲めれば何でも良い野田クリスタル・・・

・・・

夜も更けて来たので、そろそろ寝よう・・、外は明かりが少なくて真っ暗です・・

布団に入って寝ようとしたら、2月なのに外でカエルが鳴いてます・・・、

ここのカエルは冬眠しないのでしょうか・・・

・・

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こうこく




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