旅に出ないおやじの日常

あの発光体は何だったのか

こうこく

 

 


愛媛県喜多郡内子町の知清公園キャンプ場に居ます。

窓から道路の方角を覗いてみますが、まだ4時半なので真っ暗です。

昨日載っけた変な写真なのですが、気になるのでじっくり見てみたのですが、やっぱり不思議なのですよ。

これは川向こうの道路側の町の方向だと思うのですが、手ブレにしては建物や電柱がブレていないし、規則正しい形をしています。下の方にも光が流れていますが、土手なのでそもそも光なんか有る訳ない場所なのです。

この写真に関しては何処を撮ったかさえ分かりません。キャンプしてる所から撮ってるので、平坦な河原でこんなせり上がった土手みたいな場所はないのですが、これは何処なのでしょうか。そもそもキャンプ場には照明もないのですが、何の光なのでしょう?

実は昨日のブログに載せた以外の写真もあるのですが、この写真では空によく似た形の光が写っています。建物や電柱もハッキリ写っているので、手ブレでないことはわかります。雨が降り出す直前だったので、雲に覆われていて星でもない事もハッキリしています。

この写真もカンビンのテールランプの横に光が写っていますが、明らかに雲よりも下で光っています。肉眼では何にも見えなかった空なのですが、一体何なのでしょうか…

・・・・・・

夜が明けて来ました。昨夜はバラバラと雨音が聞こえていたのですが、今はあがっているようです。黄色い車くんはテント張ってましたが大丈夫だったのでしょうか。

昨日の残りをチンして朝ご飯です。名付けて焼き肉丸ごとピーマンエリンギご飯です。そのまんまですが、旨いのですよこれが、特に丸ごとピーマン甘くて美味しくいただけました。

朝食を食べたらテレビを見ながらゴロゴロします。雨が上がったばっかりなので地面も濡れてるし、急ぐ理由なんか何にもないので、のんびりと過ごします。オヤジとゴロゴロがよく似合います。

おっ、黄色い車くんがいなくなっています、いつの間に出発したのでしょうか、挨拶も無く…。←知らない人です  空も明るくなってきたようなので、そろそろコチラも出発しましょう。

10分ほど走って駐車場にカンビンを停めます。ちょっと遠いのですが、ここから歩いて内子座と町並み保存地区に行ってみたいと思います。運動不足が気になりますが・・・

誰も居ない普通の町の通りをテクテクと歩いて行くと、

住宅街の中に突然内子座が現れます。

大正天皇の即位を祝って地元有志によって建造された、重要文化財の芝居小屋です。今でも年中講演が行われて歌舞伎、お芝居、落語など、こんな田舎に有名どころがたくさんやって来ます。先週まで落語まつりが開催されていて、鶴甁さんや志らくさんらが皆を笑わせていたようです。

公演のない日は中が見学が出来ます、有料ですが…。見るからに古い建物で歴史を感じさせられます。立派な芝居小屋ですが、何故かワタクシにはお風呂屋さんに見えてしまうのですよ、なんででしょう?真ん中の囲いも番台に見えてしまうのですが・・・

住宅街の中の不自然な場所にドーンと建っているのですが、不思議と町の雰囲気に溶け込んでいます。人気の無い静かな通りですが公演日にはさぞ賑わうことなのでしょう。一度見てみたいものです。

町並み保存地区に向って歩いていきますが、すでに昭和の匂いがプンプンしてきます。子供の頃の景色が見えてくるようです。ランドセルを背負って歩いた通学路を思い出します。

保存地区までやって来ました。古くて小ぶりな建物が並んでいます。こうして見ると当時の人の体格に合わせたような家屋にも見えます。小さい日本人にあった小さい町並みです。

一つ一つの建物は個人の所有物なので、町並みを保存すると言う事は個人の資産に制限をかけることになります。人それぞれの考えがある中で、住民の理解を得ながら保存するのは大変な事のようです。

約600mに渡って保存地区の建物が並んでいますが、それにしても誰もいません。ここに来るまで数組の観光客らしき人に会いましたが、映画に出てくる「人が消えた町」みたいになっていて、よけいに昔を演出しています。なので、突然人が現れるとビックリしてしまいます…自他共に認める小心者です。

民家の中に入ってみると、百姓家だったばあちゃん家のようです。土間があって靴のまま中に入り、居間は一段上がったところにあります。百姓家は広かったので子供はかくれんぼしたり走り回って遊べたのですよ。古き良き時代です、本当に懐かしい・・・

竈です。ここで薪を燃やしてご飯を炊いていたのを覚えています。家の中で火を燃やすので、家中が煙だらけになって、涙が出て辛いのですが、そのおかげで虫も逃げて害虫がいなくなります。昔の人の知恵でもあったのでしょう。

こーんな立派な民家もあります。さぞお金持ちの家だったのでしょう。重量感があって、周りの建物とはそもそも造りが違います。お庭に入れるようなのでお邪魔してみます。

庭と言うより庭園です…、どんな人が住んでいたのでしょうか。このパターンは地域の大物政治家か、裏で悪事を繰り返す悪徳商人のお屋敷ではないでしょうか。 ←冗談です。

保存地区には実際に住んでいる民家も多いのですが、様々なお店も軒を並べています。

何とも良い感じの書店です。靴を脱いで畳にあがって本を見るのでしょうが、これではさすがに買わずに帰る訳にはいきません。実は柱の向こうに店主が座っているのです。距離が近すぎます。

建物の古さを生かした落ち着いた雰囲気のカフェや、

粋な感じの洋食屋さん、

今では見ない蝋燭屋さんや、

お宿もあるのですが、

それにしても人がいません。平日とは言え、これで生計が成り立つのでしょうか、心配になります。スマホ片手に和服で決めて来たおば様達も、見てくれる人がいないのでは当てが外れたに違いありません、波田陽区…です。

保存地区を離れてカンビンの待つ駐車場に帰っていきますが、ここにも人も車もいません。来ては行けない世界に入ってしまったような気持ちになります。だ~れもいない♬うみ♬…違います。

カンビンが見えてきました。現実の世界に帰ってきたようでホッとします。また空の様子が怪しくなってきました、そろそろ引き上げましょう。

内子町を離れて松山に向います。少し靄が出てきたようです。

雨が降ったのでしょう、道路がびっしょり濡れています。散策してる時に降り出していたら着物のおばさま達も、さぞ大変だった事でしょう、チッ…

自宅近くまで帰って来ました。こちらも道路が濡れています。やはり普段の行いが良いと、こうも違うのでしょうか、ラッキーマンです。

さあ、今度は四国遍路旅の準備をしなくてはなりません。いろいろ積み過ぎているので、不要な物は卸してカンビンを楽にしてやりましょう。もうすぐに出発です。次の旅もよろしくお願いします、カンビンさん。

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こうこく




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