愛媛県内子町の知清公園キャンプ場の朝です。
昨夜寝る前は窓全開で扇風機をつけてたのですが、夜中になると寒くて寒くて・・、扇風機止めて窓閉めて寝袋に包まってしまいました。昨日自宅を出発する時にはタオルケットでイイかと思ってたのですが、寝袋持って来て大正解だったのですよ。少々山とは言いながら、こんなに違うものなのかとビックリポンなのですよ。
孤独を愛するお隣さんはテントで大丈夫だったのでしょうか・・
ワタシなんかは車中泊の方が快適だと思うのですが、ワイルドなキャンパーはやはりテントを選ぶのですね・・、テントなんて子供の頃以来なので、久しぶりに挑戦するのも良いかもなんて、チラッと思ったりするのでした。
今回もやっぱり迷惑野郎が現れたのですよ。
朝の5時にここに入って来て、改造しててただでさえエンジン音がうるさいのに、それをブオンブオンふかすのです。若者かと思いきや白髪頭のジイサンが犬と一緒に降りて来て、しばらく散歩させてまたブオンブオンと帰って行ったのです・・・、イイ歳こいて人の迷惑考えられんのか、クソジジイ!・・・、早く死ねばイイのに・・・
気を取り直して、昨日買っておいた弁当をチンして、
朝ご飯にします。
やはりキャンプ飯はこうでなくっちゃイケません。
昨夜は一時雨が降ったようで、酔っ払いながらも焚火台以外を片付けておいて良かったのです。焚火シートがグッチョリと濡れてました。
・・・と、いう事は、彼は雨の中テントで寝たのですね・・、しかも濡れたテントを片付けるのも大変でしょう・・、でも文句一つ言わずにテキパキと片付けています・・、まあ、言う相手も居ないのでしょうが・・・、これぞソロキャンパーって感じでカッコイイのです(顔は除く)
荷物を積み込んだら出発します。
小枝がコンコンあたる細い道を通ってキャンプ場を出たら、
国道へ出て自宅へ一直線・・・
・・・と、思わせておいて、直ぐ近くにある道の駅キララさんに立ち寄ります。
実はさっきのキャンプ場には綺麗なトイレがあるものの、和式なんですよね~~・・、てな訳で、ちょいとここに立ち寄った次第です。
ここは売り場の奥にこんな素敵なテラスがあって、横を静かな川が流れていて、お洒落なレストランも併設されています。
川には橋が架かっていて、この一帯が遊歩道になっているのですよ・・、なんて素敵な所なのでしょう。
橋から覗いてみると、さっきまで居たキャンプ場が見えます・・、実はあのキャンプ場とも遊歩道で繋がっていて、キャンプした翌朝はここのレストランで優雅に朝食を頂くなんて事もできるのですよ・・、まあ、キャンパーはそんな事せんでしょうが・・・
本当に静かで優雅で綺麗なところで、しばらくこの川沿いの道を散策すればどんなに心地良いのだろうと思うのですが・・・
疲れるのでしません・・・
そんなこんなパンナコッタで、橋本こんなはどこ行った?と、言う訳で・・、予定ではもう帰るだけなのですが、それじゃあちょっと勿体ない気分に・・・
自宅とは反対方向に進んで大洲市方面に進みます。
この際なのでもう数日、フラフラと彷徨ってみようかと思うのです。
どうせ帰ってもヒマなので・・・
誰がつけたか夜昼トンネル・・・
なんてダサいネーミング・・・
トンネルを抜けると、そこは八幡浜市だった・・by川端康成・・ではありません。
でもね・・・
ここ八幡浜市には知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない偉人の生誕地なのです。
その名は二宮忠八。
その世界では超有名人なのですが、その他の世界では無名かも・・・
1886年にここ八幡浜市で生まれた忠八は、カラスが滑空する姿を見て飛行の原理を発見し、やがて玉虫型飛行機を考案して軍に上申するも認められず、除隊して自費で製作を続けてあと一歩で完成と言う時に、ライト兄弟の初飛行のニュースを耳にして、ハンマーでこの飛行機をたたき壊してしまうのです・・、もしも軍が忠八の上申を受け入れていたら、ライト兄弟に変って世界に名を轟かせていたに違いないのです。
どうです・・、ローカルな自慢話でしょう・・・
そんな忠八を生んだここ八幡浜市なのですが、もうひとつのローカル自慢がこの八幡浜チャンポンなのですよ。足掛け7年もここに住んでたワタクシにとって、このチャンポンは正に懐かしの味なので、わざわざ食べに来たって訳なのです。
一般的なチャンポンとは見た目も味も全く違う八幡浜チャンポン・・、醤油味でボリュームもありません・・、では、これが何故チャンポンなのか!
知らん・・・
理屈はどうでも良くて、とにかくウマいのです!
油で炒めた肉や野菜が入った、昔懐かしい中華そばって感じかな~~・・、ほっとする味なのです。
では、なぜこれが八幡浜で生まれたのか!
知らん。
・・・
懐かしのチャンポン食った後は、これまた昔からある銭湯で一汗流します。
どうです・・、味のある銭湯でしょう。
中はさすがに今時風に手を加えてるのですが、この外観は昔のまんまです。
布連をくぐって中に入ると番台におばあちゃんが座ってて、これぞザ・銭湯って感じが懐かしい・・・、いつまでも残しておいてほしい景色なのです。
風呂に入ってサッパリして、道の駅みなっとにやって来ました。
ここが今夜の寝床です。
ちょっと買いすぎてしまったかも知れません・・、それにエビスまで・・・
やっぱり焚火しながら飯食うより、車中食が楽チンなのです・・、ああ、なんて快適なのでしょう。なら、もうキャンプなんか行くなと思うでしょうが、何故かまた行きたくなるんですよね~~・・、不思議なもんです。
寝るのも道の駅が落ち着きます。
トイレもあるし車中泊仲間もいるし、たぶんお化けも出ないでしょう・・
小心者には最適です。
今日は予定外の車中泊になってしまいました。
でも、たまには気ままな旅もイイでしょう。
明日はもう少し南下してみようと思います。
・・
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