500円玉貯金もお餞別もなくなったので、退職金を使っちゃおうの旅

三陸の海に手を合わせます

こうこく

 

 


岩手県岩手郡岩手町の道の駅石神の丘にいます。

「500円玉貯金もお餞別なくなったので、退職金使っちゃいました」の旅4日目、通算33日目です。

昨夜はどうも大イビキをかいていたらしく、奥様はあまり眠れなかったようです。自宅なら部屋を映ることも出来るのでしょうが、狭い車内では逃げ場がありません。それにしても、こんな四畳半もないような社内で一ケ月以上も夫婦二人、よく生活出来ているものです。

今朝の朝食です。

写真ではわかりずらいのですが、30cmくらいあるでっかいパンです。

切り刻んで、半分こして、ミルク飲んで終わりです…

昨日の計画では今日は盛岡に向かおうとせっかく内陸へ入ってきたのですが、お天気と相談したら、やっぱり海岸線がいいということで、また東に戻ることにしたのです。行き当たりばったり感満載です。

・・

まずは龍泉洞を目指します。

途中立ち寄った道の駅くずまき高原さんです。

こじんまりとしたお店なのですが、店内はワインでギッシリです。

ワインが名産のようですが、店内ほとんどワインで埋め尽くされています。

しかもリーズナブルなお値段で良心的です。

隣にジンギスカンのお店が併設されていて、ここに泊まってればジンギスカンで一杯やって泊まることができたのに…と、少し悔しい気持ちが・・・

・・・・・・

今日はいいお天気なのです。

天気がいいとゆっくりと走っているだけで爽快なのです。

あーそうかい…なんちゃって。

龍泉洞目指してのんびりと進みます。

田舎の風景がほっとさせられるのは何故なのでしょうか。

龍泉洞の駐車場まで辿り着きました。

夏休みとは言え、今日は金曜日なのですが駐車場がギッシリと車で埋まっています。

私たちの時代にはなかった、働き方改革などと言うものなのでしょうか…

駐車場のそばには綺麗な川が流れていて、何とも涼し気な景色です。

周辺もきれいに整備されていて、あたりを散策するだけでもとっても気持ちの良い場所なのです。

・・

ちょっとお高くないでしょうか、、、500円くらいかと思ってたのですが…

ここまで来て帰る訳にいかないのでみんな入るのでしょうが…

1100円のアトラクションの入場ゲートです。

係りの人に、チケットの半券を自分でちぎって赤いゴミ箱みたいなのに入れるように言われて何か気分が……ブツブツブツ

いよいよ中に入って行きます。

上から結構な水が落ちてきていて、すでに服は濡れるは、足元はべちゃべちゃになるはで、この先どうなっていくのでしょうか…

天井も低くてかがまなければ進めません、足元もヤバいんですけどこれ…

ライトアップされていますが、鍾乳石にはみえず、はて、ただの岩にしか見えませんが何なのでしょう…

え~と、アレが甲羅であそこが頭で・・・誰か教えてくれー-!

またまた岩のライトアップかと思いきや、おお、小さなトゲトゲがあるではありませんか。

ガイドブックにのっていた幻想的な鍾乳石…です…

おお、これがここの売りのドラゴンブルーの地底湖です。

太陽光でなくて照明をあてているようですが、何故青く輝いているのでしょう、神秘的な青色です。ドラゴンの意味はわかりませんが…

洞内にはこんな過酷な階段の昇り降りがあるのです。

昇りは200段以上続くところがあるので、年配者には結構な負担と思います。

下りは下りで、こんな恐ろしい角度なのです。

しかも手すりも足元もべちゃべちゃに濡れているので、怖いったらないのです。

一番たかいところから見たドラゴンブルーです。

なにか不気味な見え方です。

これがドラゴンレッドだったら地獄絵に見えることでしょう…クワバラ、クワバラ

出口に向かいます。

何か異次元の世界か霊界に入って行くトンネルのようで、少々不安になってしまいます。

・・

ふう~、現実の世界に帰還です。

暗闇から出てきた時のこの緑と青空は何と美しいのでしょうか。

ドラゴンブルーの深く吸い込まれそうな青ではなく、透き通って抜けるような青空です。

日本鍾乳洞九選なのだそうです。

この中のいくつかには行きましたが、やはり自然が作り出すものなのでいろんな顔があって、それぞれが個性を持っているのだと思うのです。

海岸へ向かってみようと思います。

おお、久しぶりに見た29度の標示ですが、木陰は涼しくてそんなに暑さは感じないのです。

岩泉街の岸壁まで来ました。

岸壁にカンビンを停めてお昼にしようと思います。

カンビンの窓から綺麗な景色を眺めながら、

冷やしうどんをすすります。

何度食っても飽きません。

夏は冷やしうどんとそうめんのが主役なのです。

海を見ながら、しばらくのんびりとくつろぎます。

海を見ていると何故気持ちが安らいでくるのでしょうか、いつまでも見ていられます。

急ぐ必要もありません…

今は静かな海ですが、2011年、ここに大津波が押し寄せたのです。大勢の人が亡くなり、家や町が流されてなくなってしまいました…忘れるはずありません。

三陸の海に手を合わせます。

浄土ヶ浜に向かいます。

ガイドブックに岩手の三つ星で紹介されてるので、期待が膨らみます。

街中を抜けたらもうすぐなのですが、

ガーーーン!!、駐車場が満車で札止めです。金曜日なのになんでこんなに人がいるの!(そう言うあんたも)入り口でガードマンのじいさんが入ろうする車を追い返しています。

するとじいさんが、お前はあっちに入れと…ん、大型車専用駐車場に入れてもらっちゃいましたのです。これ普通車なんですけど・・まっいいか、キャンピングカーは大型車扱いのようです。ラッキー、ラッキー、ラッキーマン!!

ここから見下ろしてこんな感じなので、結構下らなければならないようです。

駐車場のじいさんに教えてもらった入り口を入って、

帰りの上りを心配しながら下り坂を下って行くと、

綺麗な景色が広がります。

遊歩道がきちんと整備されているのでゆっくりと進んで行くと、

またまた、こんな景色が広がっています。

青空の下、特異な形をした島がぽっかりと浮かんでいます。

・・

静かでのんびりとした時間が、ゆっくりと流れいきます。

映ってるのは知らない人です。

なんて心地の良い時間でしょう…

何をする訳でもなく、景色を眺めているだけで幸せを感じる時間です…

潮風に吹かれて、遊歩道をゆっくりと、のんびり歩くだけで気持ちいいのです。

何処からともなく南沙織の17才が聞こえてこるようです ←個人の感想です

だ~れもいない海♪♫ 二人の愛を確かめたくて~♬

カモメもくつろいでいます…

ライフジャケットを着た人がこんなに何かを待っています。

どうもお目当てはあの漁船のようなボートのようです。

白鳥には誰も乗ってなく、見向きもされていないようです。

こんなに待機してるのに、かわいそうな白鳥たち・・・

人力車もあって、遊覧船もああって、とっても素敵な納得の☆☆☆でした。

そろそろ寝床に向けて移動します。

道路わきに防波堤が長く続いています。

きっと次の災害を未然に防いでくれることでしょう。

私たちの時代、ラグビー新日鉄釜石で一世を風靡した釜石市のスーパーで買い物して、

途中でガソリン入れて道の駅さんりくに到着です。

・・・

ここもテレビが映らないので、早々にディナーの開始です。

今日は麻婆春雨なので、お見せする程のものではないのですが…見せます。

お湯を沸かして乾燥春雨を入れ、

具を入れて煮立てたら、

大量の長ネギ加えて、はい出来上がり!

昨日八食センターで買った残りのチキンと揚げ物で飲ませていただいたら、

最多登板のおりこう炊飯器くんのふっくらご飯が炊きあがり、

花椒かけたら、はい、おいしい!

花椒でしびれる喉を焼酎で癒しながら、今日も終わって行くのでした。

閉店ガラガラ…です。

本日の出費

龍泉洞  2,200円

スーパー  3,453円 ←お米と焼酎で大出費

ガソリン代  6,000円

合計  11,653円

使っちゃった退職金合計42,167円

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