福島県喜多方市の道の駅喜多の郷にいます。
「500円玉貯金もお餞別なくなったので、退職金使っちゃいました」の旅8日目、通算37日目です。
いや~、昨日はまいりました。
通信制限とか言ってますけど、ほぼ携帯使えなくなるんですもんね。しかし使ったパケット量って検証しようがないですよね、これだけ使いましたって言われるとそれまでだし…なにか明確に解る方法ってないんでしょうか?
・・・
今朝は朝食も食べずに出発します。
金がないとか面倒くさいとか言うことではなくて目的があるのです。
そう、ここ喜多方と言えば日本三大ラーメンの地、今朝の朝食は朝ラーメンなのです。
お利口さんナビに案内されて狭い路地を抜ければ、目的のまこと食堂さんに到着です。
がー---ん!り、り・ん・じ休業・・・
ちゃんと定休日調べて来たのに…、朝7時からやってるって書いてあったのに……ガックリ
気を取り直して別のお店に向かいます。このお店は有名店なのでスルーしたのですが、近所なので行ってみましょう。
ヒデキ感激! 立派なのれんが出ているではありませんか。
それでは坂内食堂さんに突撃です。
うおー、朝8時前というのに大勢の人達が鎮座しています。喜多方市民のラーメン愛はここまですごかったのか。
と、言いながらもよく考えてみれば、高松勤務時代はうどん店は朝からやってるお店が沢山あって、よく朝うどん食べたもので、なかには朝5時開店なんていうお店もあったくらいですから、誰しも好きなものは朝からでも食べたいということなのでしょう。
…
カウンターで注文して、お金払ってじっと我慢の子で待ちます。
半券もなにもくれなかったのですが、ちゃんと間違えずに来るのでしょうか。
おまちどうさま~と言うおねえさんの声とともに、ついに運ばれてきました。
おお、なんと神々しいお姿なのでしょうか。澄んだスープにでっかいチャーシューが4枚も乗っかってます。
もう一つはネギがドカッと乗っかったネギラーメンです。
豚肉嫌いの奥様のチャーシューをもらったら、こんなスペシャルチャーシュー麺が出来上がってしまいました。朝からテンション、マッドマックスです。いただきマンモス!
と、はやる気持ちを抑えて、通はスープから味わいます(にわか通です)。
醬油ベースの優しい味で、朝ラーにピッタリのあっさりスープです。
麺は私の好きな平打ち麵でコシがあってスープがよく絡んできます。
チャーシューは油部分はトロトロなのですが赤身のところは歯ごたえがあって、中華そばやさんのチャーシューといった感じでうまいのなんの。
ああ、もうなくなってしまうではないですか…最後はチャーシュー、メンマを従えて一気にすすりこみ、
ぷはー、ご満悦。あー、うまかった・・・朝の8時にこんなのいいのでしょうか。
喜多方朝ラーメン、恐るべし!
…
ラーメン食ったら何かお昼のような感覚ですが、まだ8時半です。
青空の下、合図若松へ向かいます。
白虎隊が自刃した飯盛山に参拝するため会津若松に向かうのです。
無料駐車場と書いてあったのでカンビンを停めたのですが、すぐにあやしいおやじが近づいてきて、ウチ食堂もやってるし、お土産売ってるし、かき氷もあるのでとしつこくつきまとってきます。面倒くさいなあ、有料駐車場に停めれば良かったと思いつつ、帰りに赤べこ買ってあげました。
飯盛山へは真ん中の長~い階段を登って行かなければなりません。両脇のお土産屋さんがいい雰囲気を出しています。
お店の前にこんな看板が…
何という偶然でしょうか、ワタクシが訪れたこの日は何と白虎隊士が自刃した命日だったのです。遠い四国の地を旅立って、北海道でUターンしてきた旅の途中で訪れたこの日が命日とは、単なる偶然とは思えません。心して参拝しなければなりません。
過去の偉人を思いながら石段を一歩一歩踏みしめて登っていきま・・・んっ!
何ですか、この右にあるのは。
250円払ってこっちにします。
年寄りは無理をしてはいけないのです…
・・
上に登るとこんな広場があって、
案内のとおりに進んで行くと、
白虎隊が自刃した場所があります。
ここで敵に追われた白虎隊士が燃える城下を見ながら自刃したのです。
小さな像が当時の城下の方向を見下ろしています。
当時16~17歳の兵士が敵に捕らわれるよりも自刃を選ぶという、今では考えられない悲しい時代です。
…
この方角が鶴ヶ城下だったようです。
今とは異なる荒れた風景が広がっていたのでしょう。
近くに唯一蘇生した白虎隊士の墓があります。
生き残ったことでかえって辛い余生を送ったのではないでしょうか。
白虎隊士自刃の地の隣にあるお墓です。
何の偶然なのでしょうか、昨日甲子園で優勝した仙台育英の創立者のお墓なのです。
このタイミングでこの地でこの方に遭遇するのって、なんなのでしょうか…
今も自刃した白虎隊士十九煮士が祭られています。
お線香をあげて手を合わせます。
サザエ堂です。
サザエのように中が螺旋階段状になっています。見た目にも古さを感じる建物ですが当時の建築技術を伺わせる建築物です。
会津若松市内を抜けて、今度は大内宿に向かいます。
今日は夕方から雨予報なので、精力的に行動するのです。
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カンビン苦手の上り坂が続きます。
なる意味、慣れてきた感はありますが、地道にコツコツと進んで行きます。
そしてやっと駐車場に到着しました。
観光バスも数台いて奥の駐車場まで一杯です、今日火曜日なのですが…
タイムスリップしたかのような茅葺屋根の建物が並んでいます。
遠目に見ると昔の集落にいるかのような不思議な感覚になってしまいます。
これらは民家ではなくて土産物屋さんかお蕎麦屋さんがほとんどで、観光客が足を停めて楽しんでいます。
奥にある階段をひいこら登って行くと、
上から大内宿を見下ろすことができます。
見事な茅葺屋根がズラリと並んで何とも言えぬ風情のある景色です。
蕎麦が有名らしいので囲炉裏のある古民家のようなお店でお昼をいただきます。
名物のねぎ蕎麦です。
ケンミンショーでうまいうまいと地元の人が言ってたので注文しましたが、蕎麦に長ネギが一本まるごと乗ってます。
おばちゃんに食べ方を尋ねると、ネギですくって時々かじるそうなのでやってみますが、これ食べにくいです。しかも生ネギ丸かじりしても辛くて口がヒリヒリ…ネギいらないような・・・
ネギ好きのワタクシがネギを残すという、まさに名物に〇〇〇ものなし・・・
白桃と黄桃をカットしたカット桃、そのまんまのネーミングですが350円で甘くてうまかった…です。
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山を下りて南下します。
気づかないうちに栃木県に入ったようです。
とうとう関東圏に突入です。
途中のツルハで飲料水を補給して、
スーパーで旬の食材を買い込みます。
しばらく頑張って走ったら、今夜の寝床、道の駅やいたに到着です。
最近は道の駅への到着が遅くなるのが続いていて、着いたらすぐ夕食準備に入らねばなりません。
…
フライパンにマヨネーズを入れます。
マヨネーズで炒めるとコクが出て、マヨネーズの味は全くしないのです。
豚肉を炒めて、
イカゲソを投入して炒めます。
肉とゲソが炒まったら大量の野菜を投入して、塩コショウしてさらに炒めていきます。
そばを入れてマゼマゼしたら、
粉末ソースとウスターソースで味付けして出来上がり。
豚ゲソ焼きそば栃木風です。
なぜ栃木風かというと、ちゃんとスーパーで買った宇都宮餃子が添えられているのです。
餃子と焼きそば交互に食べたら、はいおいしい!
今夜はハイボールで一杯やりながら、関東突入初夜は更けていくのでした。閉店ガラガラ…です。
本日の出費
朝ラーメン 1,730円
飯盛山動く歩道 500円
大谷宿駐車場 500円
ねぎ蕎麦他 2,380円
ガソリン代 3,640円
スーパー 1,177円
合計 9,927円
使っちゃった退職金合計、78,335円
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