四国八十八ヶ所お遍路の旅

四国八十八ヶ所お遍路の旅(2日目 1番→10番)

こうこく

 

 


徳島県板野郡板野町の道の駅いたのに居ます。

四国八十八ヶ所お遍路の旅、2日目です。

昨日の夕焼けもキレイだったのですが、今朝の朝焼けも素晴らしいです。早起きは三文の得と言いますが、早起きの人だけが見られる自然の造形美です。

朝ご飯の準備です。昨日買っておいたホットドッグ用のパンをレンジでチンして、

マスタードを塗ったパンにハムを挟みます。

これも昨日買っておいたタマゴサラダとかいうヤツをたっぷりと挟んでやれば、

スペシャルハムタマゴドッグの出来上がりです。どれどれ、モグモグ、🐎4つ…です。

昨夜はタオルケットで寝てたのですが、寒くてパーカーを出して着込みました。毛布を持って来てないので、イスの下の収納に押し込んでた寝袋を引っ張り出しました。積んでて良かった。

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今日はいいお天気のようです。夜が明けるまであんなに寒かったのに、もうだいぶ温かくなってきました。朝晩の気温差に気を付けなければなりません。

出発です。昨日まで世間は3連休だったので、今朝は皆さん、さぞかし憂うつだった事でしょう。失業者はこの日を待っていたのです…、数少ない喜びを感じられる瞬間です。

あっと言う間に1番札所の霊山寺に到着しました。ここは最初の順路だけあって、お遍路グッズをすべて揃えることができます。

中に入るとお遍路に必要な物が何でも揃っています。これからお遍路を始める人は手ぶらで来てもここですべて買うことが出来るのです。

でも自分の回り方に必要な物だけを買うのがいいと思います。やはり誰しも形から入りたくなるのですが、車遍路する人に傘や杖は必要でしょうか…、なんて事を考えながら揃えるのが良いかと思うのです。

霊山寺の山門です。合掌し一礼して境内に入ります。

手洗い所で手を洗い口をすすいで身を清めます。ここ数年はコロナ対策で水やヒシャクを出してないお寺もあるので、夫々の指示に従いましょう。

鐘を一つきします。これから参拝を始める合図になります。これもお寺によって自由につけない所もあるので、注意書きをよく読みましょう。

最初に本堂にお参りします。

蝋燭火をともして、

お線香をあげます。

御札を納札箱に入れて、

お賽銭を納め、

読経します。

次に太師堂にお参りして、同じ行程をもう一度繰り返します。終わったら納経所で御朱印を頂いて、山門から一礼して出ます。

どうです、あなたもお遍路さん気分を味わえたのではないでしょうか…はは、そんな訳ないか。

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てな具合で八十八のお寺を参拝して回るのですが、一番札所から九番くらいまでは平地で距離も近く、な~んだこんなに楽なのかと思うくらいなのですが、だんだん難所と呼ばれるよう所所が出てきて、厳しさを増して行くのです。

二番札所、極楽寺です。

ささっと参拝して住宅街を通って次に向います。

三番札所、金泉寺です。さっきの極楽寺と山門がよく似ていますが別物です。

ここには本堂と太師堂の参拝を済ませた後に行くべき場所があります。

黄金井と呼ばれる井戸で、覗き込んで自分の姿が映れば長生き出来て、映らなければ3年以内に死んでしまうという怖い井戸なのです。そもそも井戸を覗き込むこと自体が怖いので、小心者のワタクシとしてはあまりやりたくないのですが、皆様のご期待に答えねばと思い恐る恐る覗き込んで見ると・・・・、おお、お釈迦様のような美男子が映っているではありませんか!…よかった、66歳までに死んだら年金がほとんど貰えんじゃないかと心配していたので安心しました。

しかし物理的に考えて映らない人って居るのでしょうか…映らなかったら本当に怖いですよね…

・・・

少し山の方角に進んで次に向います。

四番札所、大日寺です。

駐車場にカンビンを停めてお寺に行こうとすると、鹿児島から来たというお父さんが話しかけてきました。この先狭い道の札所があるのか知りたいようなのですが、このお父さんの車が、

これです。いけません、バスコンです。馬力はあるので坂はグングン登るそうですが、いけません、いけません、いけません、長さと幅が規格外です。1.5トンクラスのキャブコンで出来ても後悔する方がいらっしゃるのにバスコンなんて・・・・、とりあえず思いつく所を何カ所か教えてあげたのですが…心配です。

お父さんと別れて、バスツアーの団体さんと入れ替わりに参拝を済ませます。

次に向います。

五番札所、地蔵寺です。厳かに参拝させて頂きます。

次に向う途中に食堂を見つけたので、少し早い昼食にします。お遍路道には食事をする所がしばらく無かったりするので、見つけた所で食べとくのがベストです。うどんののぼりがたくさん出ていますが、いつもうどんばかり食ってるので、たまにはこの地の美味しい物を食べたいものです。

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悲しい性です…  奥様辛うじて蕎麦です…  

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六番札所、安楽寺、

七番札所、十楽寺、

八番札所、熊谷寺、

九番札所、法輪寺と快調に参拝を済ませて行き、

十番札所の切幡寺の駐車場までやって来ました。どうも今回最初の試練が待ち構えているようです。

お寺の方に進んで行くと階段が始まります。ここから333段あるようです。

日頃の運動不足のせいで、もうすでに足にきています。建物がありますが、ここではないようです。

なぬ!、まだ100段くらいしか登ってないんかい…、まだ三分の二残ってるようです…

途中何度も休憩しながらヒイヒイと登り続けて、やっとゴールらしき所が見えてきました。果たして長距離ランナーのような感動のゴールが待っているのでしょうか。

お坊さんが待っていました。いや、普通に居ただけで特に待ってくれてた訳ではありません。今日はここが最後の参拝場所になります。一日の感謝を込めて参拝して本日の巡礼終了です。

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途中のスーパーで夕食の買物をして、

温泉に浸かって一日の疲れを落とします。お湯に浸かるのが気持ちよい季節になってきました。寒くなればなるほど温泉にゆっくりと浸かりたくなってきます。ババン、バ、バンバンバン、宿題やったかー…です。

道の駅いたのに到着です。なぬ、そこ昨日も泊まったろうと言いたい年頃の皆さん、これには深くない訳があるのですよ。十ヶ所回ったわりには距離はそんなに走ってなくて、十番札所からここまで30分くらいなのです。周辺に道の駅がなかったので、ここまで戻ってきたのです。

疲れてウトウトしていたら日が暮れてきました。何もしていなくて腹は減るので、そろそろ夕食の準備にかかります。

まずはスーパーで買ってきた1個50円のコロッケをアテに、1本87円のビール風味飲料で乾杯します。

鍋に野菜をどっさり入れて火にかけます。さあ、ここで問題です、果たして何が出来上がるのでしょうか!

野菜の下食材に付属していたレトルトの調味料を入れ、

大量の野菜で味が薄くなりそうなので、中華スープの素、コチュジャン、豆板醤を投入して、

花椒でシビレを効かせます。

一煮立ちしたら、はい、正解は麻婆春雨でした。パチパチパチパチ…

豆板醤と花椒を効かせたので辛さとシビレが相まって焼酎の炭酸割りが進んでしまいます。

・・

その炭酸割りに欠かせない氷なのですが、昨日のお昼に買った氷がまだこんなに残っているのです。前にも紹介したこの安物のステンレスポットなのですが、コイツ優秀な優れものアイテムなのです。

春雨を食べ終わったら残りの具に玉子を投入して、

いつものホカホカご飯が炊けたら、

玉子とじ麻婆丼の出来上がりー…です。🐎!

今日も完食してしまいました…カロリーが心配です・・・、気にして無いけど😁

年をとったら沢山食べなければならないのです。

美味しい物をいっぱい食べて、一日を楽しく過ごす、それが人生第2ステージの楽しみ方なのですよ。

明日もしっかり遊びます。

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こうこく




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