高知県四万十町の道の駅あぐり窪川に居ます。
四国八十八ヶ所お遍路の旅、8日目です。
昨日の夜からバラバラと雨がカンビンの屋根に打ち付ける音がしています。まとまった雨が降るのは久し振りのような気がします。今日は一日中雨の予報で、お遍路さんには迷惑な雨です。せめてこの雨を機会に気温が下がってくれれば良いのですが・・・
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今朝もホカホカご飯が炊けました。今朝はしゃもちゃんも出演してくれました。おはよーと言ってます…。
昨日のカツが一切れだけしか残ってなかったので、四つに切って残りの汁とグツグツして玉子で閉じて、
カツ丼??、いや、玉子丼の出来上がりです。モグモグ…予想通りの美味しさです💮
前日の夜にフライパンが登場すると、翌朝は必ずその残り物のアレンジご飯なのですが、カレーに代表されるように翌日の方が味が深くて旨いのです。鍋の残りを捨ててはいけません。
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雨が降る中出発します。次の札所は足摺岬にあって、ここから真っ直ぐ行っても2時間半くらいかかる距離です。高知では室戸岬にも札所があり、有名な両岬に札所があると言う事は観光客を狙っているようにも思えるのですが、お大師様がそんな事を考えるはずありません。わざわざ厳しい環境の下に寺を置いていると言う事なのでしょう。
先ずは足摺岬に向う前に、その途中にある四万十市に立ち寄って、物資の調達をしようと思ってます。昨日泊まった道の駅があったのは四万十町で、これから行くのは四万十市…、両方で四万十ブランドを取り合ってるようですが、紛らわしいのです…。
途中にある、道の駅なぶら土佐佐賀に到着です。
実は最初からここに立ち寄って買い物をしようと思ってたのですが、この看板の通り鰹が売りの道の駅なのです。
店内に入るといきなり藁で鰹を焼いています。爺さんが赤ん坊を焼こうとしてるように見えてしまいます・・・・・
焼きたてをタタキにしてここで食べられるのですが、まだ10時なのでお腹に入りません。でももう何組かの人達が鰹をほうばっています、旨そうです。でもこう言うのは夜にしないと酒が飲めません…タタキを食べながら一杯やるのが最高なのですよ・・・
ここには冷凍加工された鰹が沢山売られていて、しかもこの安さです。去年ここで買った茶漬け用の鰹がバツグンに旨くて、これをもう一度買おうとやってきたのです。
一食分づつ冷凍されているので、食べたい分だけ解凍して食べられます。いくつか買って今夜たべようと思います。税込み200円と侮ることなかれ、中身は今夜の夕食で・・・
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買い物を終えて店を出ると、およよ・・・、、、カンビンが分裂してる・・・・
タイプは違いますが、紛れもなく同じカービィ号です。カービィ号に出会うのはこれで3度目です。1度目は4年位前に能登半島の道の駅で遭遇したのですが、2度目は衝撃で、
今年の夏に北海道の商業施設で遭遇したタイプも全く同じのそっくりさん、
しかもシートカバーまで同じ物を買って付けてると言う、信じられない出会いだったのです。
乗ってる方が何方か分からず、お会い出来なくて残念だったのですが、嬉しい出会いでした。どうぞお達者で・・・
だいぶ時間を食ってしまいました。
海岸線を走って四万十市を目指します。
市内に入ってきました。まずは水の補給をしようと、街で唯一のマルナカさんに向います。
げげ!こんな小っちゃなお店で、悪い予感的中です。給水器がないのです。全くこんなとこまでワザワザやって来たのに・・・プンプン
ならばと、ツルハドラッグさんのボトルもあるので、こっちで頂こうと思いきや、が~~~ん・・・、ここも給水器がない・・・・ なんですか、四万十市では給水器を置いてはいかんのですか!、四万十川の水でも飲めと言うのですか、全く!! ←怒ってます
落ち着きを取り戻してよくよく調べてみると、もう一件マルナカさんがあることが判明したので行ってみると、
やっと見つけました、一安心です。最初からここに来れば良かったのに・・・
4往復して給水タンクも一杯になり、飲料水も確保できました。マルナカさま様…です。
ついでに買い物してお昼を買って食べていたら、もう13時近くになっています。まだここから1時間半くらいかかります・・・
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急がねばなりません。今日はまだ一件も行ってないのに時間だけが経ってしまってます。
雨足が強くなって来ました。さっきまで小雨になっていたのにイヤミな雨です…シェー!…イヤミデス
歩きのお遍路さん大変そうです。次の札所は足摺岬の先っぽに一件だけポツンとあるので、行ったら同じ道をまた戻らなければならないのです。一つ前の岩本寺から約100km、歩いて30時間くらいかかる距離です。どうしてそこまで頑張れるのでしょうか、頭が下がります。
雨の中をひたすら走って、海が見えてきました。
足摺岬までもう直ぐです。
やっとお寺の駐車場に到着しました。ここに来て雨が一段と強くなってきました。傘をさして行くしかありません。
第三十八番札所、金剛福寺です、やっと今日一件目の札所です。
強い雨の中、皆さん真剣に読経されています。この雨の中でも次々にお遍路さんがやって来て参拝されています。何がそんなに人を引きつけるのでしょうか。
境内の池に雨が降り注ぐなか、またお遍路さんがやって来て池の脇を参拝に向っています。こんな雨の日でも参拝者が絶えることがありません。
晴れていればこんな絶景なのですが、この雨では行く気にもならないので、また来年です。観光地にはお天気のいい日に行きましょう。
来た道を戻っていきます。一度四万十市まで戻らなければならないのです。来た道を戻るというのは無駄に時間を浪費してるようで、もったいない気がします。
相変わらず雨が降りしきる中、ひたすら走って、
四万十市に戻って来て給油です。高知のガソリンの高さにはいつも驚かされます。ここは178円表示なのですが180円のところもありました。高知には製油所がないので運搬費が高くついてるようです。
ポンタカードを入れたら172円になりました。ポイントカードで6円も安くなるというミステリーGSです・・・
意外ですが、次の札所までは無料の自動車道で行けるようです。それでもあと30分くらいは走らねばなりません。
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第三十九番札所、延光寺です。
ここは小さなお寺なのですが、境内の手入れがよくされていて、キチンとした印象を強く受けます。綺麗に掃除もされていて、見ている方も心地良いです。
ここで湧く水は眼洗い井戸と呼ばれ、眼の病気に御利益があるとされていて、今もこの水で眼を洗う人が絶えないそうです。どうりでキチンと清潔に保たれています。
今夜の寝床の宿毛市に向います。今日は距離があったので結局二ヶ所しか参拝できませんでした。
道の駅近くの温泉で疲れを癒やします。ここは宿泊施設があるのですが、平日にも係わらず沢山の宿泊客がいるようです。旅行支援、恐るべしです。
お風呂入っていい気持ちで、すぐ近くの道の駅すくもに向います。ここには去年も泊まっていて、海が近くて静かないい車中泊場所です。
が~~~ん・・・、な、なにいいいいいいいいい!、リニューアル工事中・・・・・だと・・
この先のの道の駅まではまだ50分くらいかかるようなので、20分くらい戻った所にある駅に向う事にします。逆戻りですが、もうあまり走る気力が残ってないので仕方ありません。
また足摺岬方面へ進んでいます。とっても嫌な感じです。
道の駅大月に到着です。あ~疲れた…
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今日、道の駅なぶら土佐佐賀で買った鰹の漬けです。一個税込み200円とバカにする事なかれ、
一袋にこんなに入っているのですよ、小ぶりですが10切れくらいあります。これをご飯にかけるだけで鰹丼が出来るのですが、まずは酒の肴にして一杯やります。
プハ~~~、うまかですたい!
おでん食べて、中華そばも入れたらお腹が一杯になってしまったので、鰹丼はまた明日です。でも本当に美味しくて安いので、絶対におすすめです。
今日はこんな走り方になってしまいました。四万十市から足摺岬を往復して、寝床もさらに後退してます。無駄と言うと叱られそうですが、時間を浪費したように思ってしまいます。
今日の三十九番札所で高知県の巡礼は終わりです。
明日からは愛媛県に入ります。
まだまだ厳しい難所が待っています・・・
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