四国再発見の旅

四国再発見の旅、スタートです

こうこく

 

 


今日も見て下さってる皆さん、ありがとうございます。標高1400メートルから無事生還しましたので、1日遅れになりますがブログ再開です。

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出発の朝にに台風発生です。しかもこっちに来そうな、いつものパターンのヤツです。嫌がらせなのか警告なのか、どっちにしてもいやな感じです。

まあ、先のことは心配しても仕方ないので、予定どおり出発です。

今日の目的地は四国カルストです。愛媛県と高知県の県境にある山地で、日本三大カルスト台地とされる高原のキャンプ場に向います。ここに行く目的は高原の景色もそうなんですが、

満天の星空を見たいのです。特に天の川を見てみたくて、ここに行こうと思ったのです。

肉眼で星空を見られる希少なスポットらしいのです。

荷物を積込み、颯爽と旅のスタートです。

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まずは昨日給水ボトルを購入したマルナカさんに立ち寄り、飲料水のを調達します。

おお、給水前のボトル洗浄マシーンです。逆さにセットするとバシャバシャ洗ってるではありませんか。ツルハにもマックスバリュにもない斬新なシステムです…感動です。

飲料水を確保して、いざ出発と思いきや帰宅です。奥様が信じられないほどの忘れ物をしていたのを思い出して緊急帰宅、仕切り直しです。

気を取り直して再び出発です。

と、思いきや再び緊急帰宅です、今度はワタクシが財布を忘れていたのです・・・

どうもうまくいきません。出鼻をくじかれて、前途多難な予感がします。

こういう時は、はやる気持ちを抑えて、まず飯でも食いましょう。

腹が減っては戦はできないのです…、別に戦ではありませんが…   仕切り直しです。

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厄払いをして、心新たに出発新香巻きです。

坊ちゃんスタジアムに別れを告げて、

松山市内を脱出し、

カンビンくん苦手の山道に、早くも突入です。高知方面に向うには四国山地の山々を越えて行かなくてはならないのです。

片側一車線の長い登り坂を、後続車を従えてウンウンと登り、

藤岡達也が笑顔で出迎えてくれる久万高原町に入ります。

道の駅天空の里さんさんで一服します…タバコは吸いませんが…

おお、もう新米の季節ですか、新米が並んでいます。ここは高原なので朝晩の寒暖の差が激しく、おいしいお米が採れるのでしょう。

お安い薪もたくさんあります。焚き火用にはサイズが大きいので斧で割らなくてはなりませんが、また、それが楽しいのですよね、好きな人は。

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さらに山奥へと進んで行きます。

高知へ抜ける国道から外れて、ギュルんと回って脇道に入って行くと、

やがて対向車と離合出来ないような道が何カ所も現れるようになってきます。

こんな道に限って、時折ダンプがやって来たりするのですが、勘弁して貰いたいものです。

おまけにきっつい上り坂で、カンビンくんヘトヘトです。雲がそこに見えるくらい登ってきました。

やっと登り切って、なんとかカルスト地形が見えてきた頃にはけっこう雲が出てきて、登頂の喜びに水を差してくれます。いつものパターンと言えばそれまでですが、勘弁してもらいたいものです。

それでもたまにはお日様が顔を出してくれたりするのですが、雲が近くて形勢不利に思えて仕方ありません。山の天気と女心は・・・、山の天気頑張るのだ!

天気予報は晴れだったので、そのうち晴れてくることを期待しましょう。天の川が拝めますように…パン、パン。ところでそこの学生風のグループ、こんな平日に何をしておるんじゃ、勉強せんか…プン、プン。 ←天気が悪くて機嫌が悪い

周りの山の頂が眼下に見えます。ここは標高1400メートルあたりです。よくぞここまで登ってきたものです。えらいぞカンビンくん!

牛が放牧されています。牛さん達ものんびりとくつろいでいる平和な景色です。

その牛さんたちのすぐそばにベースキャンプを置くことにしましょう。おお、晴れてきました!

それでは自作サイドオーニングを張るとしましょう。まず取り出したのはホームセンターで買った吸盤ですが、コイツの吸着力が半端なくて、すっごくいい仕事をするのです。

カンビンのボディにピッタリとくっつけます。カンビンはボディの大部分にアルミが張られているので、ビタッと吸い付きます。

後方にも同じのをくっつけたら、これもホームセンターで買った日よけを引っかけて、

こんな感じで、

もう片方にポールを立ててペグを打ったら、はい自作ベースキャンプの出来上がりです。どうです、なかなか仲本工事でしょう。

この日も結構強い風が吹いていたのですが、コイツ、外れないのですよ。驚くべき吸着力です。

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カルスト台地を眺めながら、のんびりと過ごします・・・

また霧が出てきました…霧とともに牛が寄ってきて、有刺鉄線をものともせずに首を出して草食ってます。草がそんなに旨いのでしょうか…すごい鼻息です。

う~ん、霧に浮かぶ牛さんが、ちょっと怖い……、あっち行ってくれんかなー、そこで○○コだけはしないでよ!そこら中の雑草を食いあさってます。鼻息が不愉快じゃ!

と、思ったらサッと霧が晴れてきたりして、山の天気は変わりやすいのです。

向こう側に3台、

こちら側に3台のキャンパーらしき車しか留まっていません。急いで出かけて場所取りなんてする必要ないのですよ平日は…失業者の特権です(平日お休みの方もいらっしゃいます)。お仕事されてる皆さん、ごめんなさい…

ところで、ここまで来てテレビを見ようとするバカがいるのかとお思いでしょうが、こんなとこで映るわけないと思いつつチャンネル設定してみると、驚きの・・・・ゲゲ、、、何が驚きか分かりますか?・・・大分のTVが映ってるのですよ????

ここは愛媛県と高知県の県境の山中で、どう考えても放送局は松山か高知のはずですが、なぜ遠く離れた大分の放送が入るのでしょうか…大分とここを結ぶ直線上に、ここより高い山などの障害物がないということなのでしょうか?それにしても四国の山中で九州のTVが見れるとはビックリポン太郎…です。

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また霧が出始めました。ワタクシの天の川はどうなってしまうのでしょうか・・・せめて時々でも晴れてくれれば星空が仰げるのですが、神様…パン、パン。

牛さんも帰り始めました。どこが家だか知りませんが、この霧でまともに帰れるのでしょうか、お気を付けて…

あそこのテント、牛に襲われそうになってますが大丈夫でしょうか。留守のようなので食べ物を食われないか心配です。まあ、熊よりはマシでしょうが…

そろそろ火をおこして夕食の準備をはじめましょう。まだ明るいのですが周辺が真っ白なので火でも焚いてないと不気味な雰囲気なのですよ。

うわっ!…ビックリしたなあ、もう…、、なんで帰って来るのよ!霧の中から急に現れたら驚くじゃろうが!!バカ!  結構ビビってます…

もう来ないでください…。この状況では何が出てきても相当怖いです…

もう何も見えなくなってきました。日が暮れてますます状況が悪化してきてます。

これでは天の川どころか、お月様も拝めません…

周辺も見えないくらいの深い霧に包まれています。さすがにヤバいので外を片付けてカンビンに撤収です。天の川はほぼ絶望的な状況になってきました・・・😭

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続きはカンビンで飲み直しです。満天の星空を眺めるためにここまでやって来たので、まるで残念会のような暗い雰囲気になってしまってます。

ああ、奇跡はおこらないのか、願いよ届けと最後に外を覗いてみようではありませんか!

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意気消沈…です。

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こうこく




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