四国再発見の旅

四国再発見の旅PART2スタートです

こうこく

 

 


三連休の最終日の日曜日です。

失業者にとっては連休なんて嬉しくとも何ともなくて、むしろどこに行っても人が多くて迷惑なくらいなのです。世間の皆様が「あ~あ今日で休みも終わって明日からまた仕事かー」なんて思ってる日にわざわざ遊びに出かけると言う、何とも天邪鬼なお年頃なのです。

出発準備です。いつものように水道内部を塩素系洗剤で消毒して、

ポータブル冷蔵庫をテーブルの下にセットします。以前は備え付けの冷蔵庫とどちらか一方だけを使っていたのですが、夏場に入ってから両方を稼働させているため、これがバッテリーの負担になっているようです。そろそろ涼しくなってきたので、またどちらか一方にした方が良いのでしょうが、やっぱり2つあると便利なのですよ、これが。またボチボチ考えるとしましょう。

その上にテーブルをセットして完了です。

これは「500円玉貯金でどこまで行けるのかの旅」に出発前に、下駄箱をゴミ箱に改造するというワタクシの最高傑作なのですが、奥様から使い勝手が悪いのでまた下駄箱に変更せよとの指令を受け、これが最後の姿となってしまうのです。さよなら…元気でね…。

下駄箱復活です。それでも一番下の棚だけは外して小さなゴミ箱をさりげなく置いておくという、ささやかな抵抗です…。

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いざ出発、まずは途中のスーパーで買い出しをして、

飲料水を調達しておきます。ここのボトルは4リットルサイズと大きくて、最初は不便と思ってたのですが、意外に冷蔵庫にもピッタリと収まり、何回も給水する必要もないので家でもずっと使ってるのです。ミネラルウオーター代が助かります。

買った氷は直ぐにステンレスのポットに入れておきます。この夏の旅でも大活躍したポットくんなのですが、真夏でも丸一日以上溶けることなく翌々日になっても多少残ってたりするので驚きです。値段も2000~3000円くらいなので、とっても良いお役立ちアイテムなのです。

外環状線を走って松山市内から脱出します。今日はいい天気で満天の星空が拝めることでしょう。今回はこの前の、霧に見舞われて四国カルストから天の川が見えなかったよ事件のリベンジなのです。

坊ちゃんスタジアムでは高校野球県の秋季大会が行われているようです。この夏のオールスターでは満席になっていたスタンドも人っ子一人見えません。県予選1回戦では仕方ありませんが、野球に青春を賭ける高校球児達を応援してやろうではないですか!頑張れ、やれば出来る!!

松山市を抜けて砥部町に入ると、

峠道の入り口が見えてきました。カンビン苦手の上り坂の始まりです。

でもこの道は長~い登坂車線があるので、余裕で道を譲れます。皆さん勢いよく追い越して行きます。慣れた光景です。

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今日向っているのは愛媛県の久万高原町にある千本高原キャンプ場です。高原と言うだけあって結構登ってきています。山の頂が臨める所までやって来てます。

久万高原町は仮面ライダー1号の出身地です。

でも、特にショッカーが出てくる訳でもなく、山間の道をどんどん進んで行きます。

町からさらに外れて山中を進み、

山村からさらに山に入る道を登り、

どうか対向車さん来ないで下さいと祈りながら進んで行くと、

千本高原キャンプ場に到着です。

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三連休も最終日の午後とあって、予想通りかなり空いています。キャンプ場はこうでなくっちゃいけません。お隣さんの顔をチラチラ見ながらするようなキャンプはやりたくないのです。

木に囲まれた木陰の場所を陣取ってベースキャンプにします。木陰なので日除けを張る必要もなく、もちろん車中泊なのでテントを張る必要もないので楽チンです。それってキャンプなのと思われてる皆さん、本人がいいのだからいいのです。十人十色、自分に合った楽しみ方をすれば良いのですよ。

テーブルと椅子を引っ張り出せばほぼ完成です。カンカンとペグを打つのも楽しいのですが、これはこれで楽しいのです。前に見えるご家族は先ほどから撤収作業をしています。しかもほぼお父さん一人がやってて大変そうです。明日から仕事なのに家族の為に奮闘しています。頑張れ日本のお父さん!…です。

焚き火台もセットしておきましょう。ちゃんと焚き火シートを敷いて防火と自然を汚さないようにするのが紳士のマナーです…コホン。

風でめくれないようにペグを打ちます。突風でめくれて焚き火台がひっくり返ると火事になってしまうので、四隅しっかりと固定しておきます。

枯れた松葉や松ぼっくりを拾ってきて焚き付けにします。ちょっと湿っているようですが大丈夫でしょう。

おお、焚き木によさそうな枯れ木が落ちています。いかにも私を燃やして成仏させて下さいとお願いされているようなので、願いを叶えてやりましょう。

通販で買った斧の登場です。安かったので買ったのですが届いてみてその小っこさにビックリポン!こりゃナイフじゃないのか・・・

そんなので切れるのかと奥様が笑っています。

ならば見せてあげましょう。こんなのは道具ではなく、技と心意気でやるものなのですよ。

どりゃ~!!

なかなかこしゃくな、ならば下から、トー!!!

トドメじゃあーーーーー!!!!!

少しカケラが取れました。後は家から持ってきた薪がいっぱいあるので問題ないです・・・

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こんな事をしながらゆっくりと過ごすのは、なんて心地良いのでしょうか。ゆっくりと時間が流れて行きます。

森を眺めて居るだけで心落ち着きます。鳥のさえずりだけがあたりに響いています。

時間があるので、少しブログの執筆をしておきます。こんな所でパソコンをパチパチやってると、まるでIT企業の社長さんがアウトドアで優雅にリモートワークしているかのようではないですか。たぶん周辺の皆さんもそう思ってるハズです。ふふふ、照れるぜ…。

青空が広がって今夜の予報も晴れになっています。さぞやキレイな星空が眺められる事でしょう、天の川はみえるでしょうか。四国カルストのリベンジです。

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そろそろ夕食の準備を始めましょう。木を起こしていくのが、これまた楽しいのです。ワザワザ着火棒で火起こしを楽しむのもひとつですが、この世にはライターという便利グッズがあるのです。一瞬で着火です。

火が起きてきたらアルミホイルに包んだサツマイモを脇に入れておきます。トロトロになってこれが旨いのですよ。

ビールを飲みながら炎を眺めるのも格別です。大人の贅沢な時間なのです。

昨日からタレに漬けておいたお肉やキノコを焼いて、食って、飲んで、幸せ気分一杯です。

バーベキューと洒落た言い方をする人もいますが、これは焼き肉です。なぜなら、肉を焼いているからです…

ならばこれは焼きウナギと言うのでしょうか…、う~む、だんだん理屈が合わなくなってきました。もう、どうでもよいではありませんか。とにかく旨ければいいのです。

ウナギにはやっぱご飯です。タレが少なくてうな丼とはいきませんが、何でも焼きたては最高です。飲むのと飯食うのとで迷ってしまいます。

暗くなってきたのでランタンで照らします。焼き肉と焼き芋、焼きウナギがライトアップされて焼きの揃い踏み状態です。やっぱ、焼きウナギと言うのが正解でしょうか・・・

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だいぶ暗くなってきました。そろそろお星様顔を出してくれるのではないでしょうか。

外も真っ暗で、反対側のキャンパーの明かりだけが見えます。さあ、空はどうでしょうか。

おお、空一面に星が出ています。星ってこんなにあったのかと思うくらいの数が空に浮かんでいます。

普段あまり空を見上げることもなくなってしまいましたが、改めて見上げて見るとこんなに美しい景色が広がっているのですね。子供の頃にはよく見上げたように思うのですが、本当に久しぶりかもしれません。

天の川はどこにあるのかも分からず、見えているのかいないのかもわかりませんが、もうこれで十分です。乙姫様にご挨拶するのはまた今度にとっておきましょう。

この光が宇宙から届いているうと思うと不思議な気分になります。この年になって改めて星空の素晴らしさに感動してしまいました。ここに来て星空を見上げて本当に良かったと思います。

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星空に感動した後は、イモがちゃんと焼けてないとの奥様からの苦情を受け、また火を起こしてイモの見張りをしながら、夜は更けていくのでした。

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こうこく




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