2024年の旅ブログ

星空の下のキャンプは極上の一時です

こうこく

 

 


高知県高知市のコインパーキングに居ます。

・・・と、言って昨日も始まったのですが、底抜け脱線ゲームになってしまって旅の話は全く進まず、仕切り直して今日も同じ画面から始まります。

昨日買っておいた弁当の朝飯です。

三日連続納豆ご飯だったので、やけに豪華に見えてしまいます・・、朝ご飯におかずがあるのは、この旅初めての事なのです。

食事が終ってさあ出発・・・しません。

今日の午前中はここでのんびりするのです・・、駐車料金は入庫後24時間千円なので、まだ7時間くらいは大丈夫なのですよ・・、決して使い切るつもりではありません。

駐車場の近くをしばらく散歩します・・・、この辺りは飲み屋街で昨夜も散々ウロついたのですが、こんな夜の顔と朝の顔のギャップが好きなのですよ。あんなに賑わってたのにこの静かさ・・、まるで真夏の海と夏が終わった後のよう・・・

東京に住んでた時は休日のオフィス街を散策するのが好きだったんです。

何時もは立ちっぱなしの地下鉄に座って出掛けてガラガラの駅に降り、昨日までは人で溢れ返っていたビルの谷間をのんびりと散歩する・・、こんなホッとするような時間がとっても好きだったんです。そして散々歩いて一汗かいたらその足で昼呑みへ・・・、もう一度あの頃に戻ってみたいと思うのですよ。

散歩の後はお昼前までブログを書いて時間を消費し、そろそろ出発の時間です。

今日はこれからお昼を食べに行くのです。

やって来たのはこのお店・・、オーナーの意向ではっきりお見せできませんが、看板もなくて何屋なのかも全く解りません。ここは予約じゃないと入れない、へんこつ親爺の料理屋なんです。

実はそのへんこつ親爺は中学校の同級生で、広島で修行して店を持ってたのですが、突如その店を畳んで高知に移り、去年からここでこの店をやってるのです。久しぶりに連絡して今日初めて来てみました。

彼は高校を中退して料理の道に進んだだけあって(退学だったのですが)、チョイと名の通った料理人(自称)、大勢の客で賑わう店じゃなく、自分の腕を100%ふるえる人数しか客を入れない拘りなのだとか・・、どおりで・・、客が3人しか居ません。

今日の昼のメニューはうな重のみ・・、一つのメニューしか出さないのも拘りで、あれこれ作ると百点の料理はひとつも出来ないのだとか・・・

う~~ん・・・、マンダムな屁理屈・・・

と、いう事はこのうな重は腕を100%ふるった百点の料理なのだなと、一口パクリ・・・、う、うまい・・、でもそもそも鰻はウマイ・・、でもこの鰻が一番かと聞かれればもっと上があるようにも思うのですが・・・

人それぞれ、味には好みがあると思いながらも・・・

いや~~ウマかった、こりゃ120点だわと、バイバイと手を振って店を後にするのでした・・・

昔から自信過剰気味だった同級生に別れを告げて出発です。

途中にあったスーパーで買い物して、

仁淀川を渡ります。

最近では清流と言えば昨日の四万十よりもこちらの方が有名ですが、地名で揉めてはないようです。

道の駅佐川に立ち寄って休憩します。

産直野菜を少し買って、

しばらく走ると愛媛県に戻って来ました。

国道を逸れて山間の道を進み、

ああ、懐かしの千本高原キャンプ場に到着です。

先月来ましたけど・・・

木陰にベースキャンプを設営して、しばらくのんびりとくつろぎます。

聞こえて来る小鳥の鳴き声がとても心地良いのですが、なかでもカッコウの鳴き声は格別です・・ここでなくちゃ聞けません。

山のキャンプ場の静かで気持ち良い時間が過ぎて行きます・・

夕方になって焚火を始めると・・・、そこでまた気が付きました。

この時期の焚火は暑いのだと・・・

3日前にそう気付いたばかりなのに、何て学習能力がないのでしょう・・、しかも、この火で調理しなけりゃなりません。

汗だくになりながら一気に食材を焼いて、

火から離れて、後はそれをツマミにチビチビと呑むのです。

3日前と全く同じのパターン・・・

だんだん日が暮れて来ました。

涼しい風も吹いてきて、山のキャンプ場の静かな夕暮れは、言葉に出来ないほど気持が良いのです・・・

なんて素敵な星空なのでしょう・・・

こうしてぼんやりと夜空を見上げるなんて何年ぶり・・、いや、何十年ぶりかも知れません・・、こんな山に来ないと星空なんて見られなくなってしまいました。

若い頃は夜空を見上げながら、よく彼女の耳元で囁いたものです・・・

あの星を見てごらん・・、君のように華やかで輝いているだろう・・、銀座って言うんだ・・・

あっちの星を見てごらん・・、ヤバそうだろうう・・、ヤクザって言うんだ・・・

そっちの星を見てごらん・・、ちょっと臭うだろう・・、ギョウザって言うんだ・・・

そんな過去があるからこんな大人になったのかも知れません・・・

あの頃から全く変ってないように思います・・・

う~~ん・・・、マンダムな生い立ち・・・

夜の山の空気は冷たくて、残り火が暖かく感じるようになりました。

静かな山の中で火を眺めながらぼ~~っとするのは、何とも極上の一時なのです・・

これが焚火の良いところ・・・

火がなくなるまでじっと眺めていたのでした・・・

・・

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こうこく




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