沖縄県の石垣島にいます。
「日本の離島・最果ての旅」4日目になります・・
今日は与那国島に向うのですが、昨夜から小雨が降っていたようです・・
簡単な朝食を済ませて、空港に向うために外に出たのですが・・、寒い・・・、薄手の長袖を着ていたのですが、慌てて上着を取りに戻ってバス停に向います・・、昨日まで暑さに苦しんでいたのがウソのようです・・、せっかく半袖買ったのに・・
ワークマンで買った薄いウインドブレーカーがヒットです・・、強い風からも雨からも完璧に守ってくれています・・、さすが、行こう一緒にワークマン♬…です・・
満員のバスに30分ほど揺られて・・
石垣空港に到着したのですが、強風と視界不良の為、引き返すかも知れないという条件付きのフライトです・・
しかもこんな小さなプロペラ機なので不安・・・、果たして人生初の与那国島上陸となるのでしょうか・・
あっという間に与那国空港に到着しました・・、窓側の席が取れなかったので、フライト中の写真はなしです・・、ご勘弁を・・
こんな小っちゃな空港ロビーです・・、小さな売店と古いレストランがあるだけで、待合室のイスもこれだけしかありません・・、お巡りさんも売店のおばちゃんと世間話しています・・、平和な島のようです・・
レンタカーを借りて、日本最西端の島、大冒険の始まりです・・
雨は何とか上がったようなのですが、風が強くて台風のようです・・、予報では風速15メートルくらいですが、そんなもんじゃないと思える風が強烈に吹いているのです・・
まず最初に来たのがダンヌ浜です・・、休憩所やトイレもあるのですが閉鎖されていて使えません・・、それにしても、
昨日までの宮古島のビーチとは全く違う荒々しい海岸です・・なんちゅう波なのでしょうか・・、大波が押し寄せて来て、ドッパーンと、白波が立ちます・・
これではまるで台風中継です・・、瀬戸内で育ったワタクシには、この海はちょっと怖いんですけど・・・、
次にやって来たのはクブラバリという岩の割れ目のようです・・
深さ7メートル、幅3メートルのどこにでもあるような岩のの割れ目なのですが、その昔、人減らしのために妊婦にここを飛び越えさせたという、怖い所なのですよ・・、風が強くて滑りそうで、これ以上近寄れないのです・・
偶然通りかかった漁港で食道を見つけたので、ここでお昼を頂くことにします・・
どうですか、この出で立ち・・、入るのに勇気が要りそうなお店です・・、さぞかし漁師さんや近所の人達が集う地元の食堂なのでしょう・・
と、思いきや・・、外見とは打って変わって、観光客しかいないスッキリとしたお店です・・、ちょっと、思惑と違ったかと思いつつ、ここはカジキが売りらしいので、それ行ってみましょう・・
カジキフライ定食とカジキそばです・・、見た目は唐揚げ定食と沖縄そばのようですが、
おお!…、橋巨泉・・、何というヘタクソなショットでしょう・・、アップし過ぎてうまく伝わらないでしょうが、フグの唐揚げをもっとギュッと締めたような食感で、これは旨い!!鳥の唐揚げにも似たような・・、でも魚のような、初めて食べる味です・・
そばは日本蕎麦のように見えますが、たぶん海藻を練り込んでて歯ごたえのある食感です・・、それにフレーク状のカジキが入っていて、これも初めて食べる味です・・
いや~~、本当に地の物を頂けて感無量・・、とっても美味しかったです・・
お腹がいっぱいになったところで、いよいよ日本最西端に向かいます・・
さぞかし荒れた荒野の地の果てにあるのだろうと勝手に思っていたのですが、さっきの食堂から5分で到着・・・、う~ん・・、なんか秘境感がない・・
ここが正真正銘の日本の西の端っこなのである・・、あっさり着き過ぎて達成感が足らんぞ・・、もっと感激する予定だったのだが・・
とにかく日本最西端に到達したのだ・・
2023年2月14日・・・、ん!…、バ、バレンタインではないか・・、まあいいか、・・しゅんめいさん63歳、無職・・、日本の西の端っこに立ったのである・・
この海の111Km向こうが台湾です・・、思えば遠くまで来たものです・・
強風でここも海が荒れています・・、宮古島や石垣島のようなリゾート感はなく、自然がそのまま残る島の印象です・・
島を反時計回りに進んでいると・・、道路の真ん中になにやらが・・・
馬なのである・・、馬が当たり前のように道の真ん中を歩いておる・・
馬が道路を歩いてもイカンことはないのだろうが、そのウ○コはどうする・・
しかも上手に歩道にばっかりに落としやがって、汚ったねーー!観光ポスターとえらい違いじゃねーかー!!
ウ○コロードと名付けよう・・・
道端に普通にバナナがなっとるのだが、取ってはイカンのだろうか・・、まだ青いので食えはせんだろうが、なんか欲しい・・、バナナはこうなるのか・、初めて見た・・
比川浜で、
Dr.コトーの診療所を見て、
東崎を目指します・・、日本最西端が西崎なので反対側の端っこの岬です・・
途中にある立神岩です・・、切り立った岩が海の中に立っています・・、この荒波に洗われて、何時かは崩れてしまうのでしょう・・、自然のまんまの姿です・・
これは軍艦岩です・・、ちょっと無理があるような気も・・、潜水艦に見えんでもないが・・・、まあ、いいか・・、小さな島なのですが見所が沢山あって、すぐに観光スポットに行き当たるのです・・
イリオモテヤマネコかと思いきや、与那国島なのでヨナグニネコか・・、野良猫もいっぱいいるのです・・
東崎にやって来ました・・、海に突き出した岬に白い灯台があって、牛や馬が草を食べている、まるで絵に描いたような風景です・・
ここもウ○コロードか・・・、絶景が台無しでござる・・、これは何とかならんもんか・・
ここはウ○コ広場になっとる・・・、緑の草原の先に立つ白い灯台・・、なんと絵になる風景なのでしょうか・・、台無しじゃ・・
アイツ達のせいなのですが、それも自然です・・、これも含めて与那国の自然な風景なのですよ・・・
大海原にポツンとある、日本の端っこの小さな島です・・
島の内側に進んで行くと、
集落の中にお店を見つけました・・・、出発してからお店がなくて、自販機も見当たらなかったので喉カラカラです・・
なんと立派な看板なのでしょう・・、まさえさんが経営してるのに違いありません・・、自販機置いてるのに、お店で同じ物売ってました・・、イイ感じです・・
この島の建物はどれも古くて、新しい建物が見あたらないのです・・、民家も役場も学校も、昔建てられた古い建物ばかりです・・、なにか時代に置いて行かれたような、少し淋しげな風景なのです・・
そろそろ島一周と思ったら、またお前らか・・・、いや、最後の挨拶に来てくれたのでしょう・・、君たちに逢えて良かったのです・・
島を一周してそろそろレンタカーを返す時間です・・、石垣島に戻る飛行機の時間までまだ2時間以上あるのですが、お店も何にもないので空港で食事しながら一杯やろうという作戦です・・
空港まで送ってもらって、
唯一のレストランに行くと・・、開いとらん・・、いつまで経っても電気は点いとるが扉が閉まっとる・・・、すると売店のおばちゃんが、休みかな~~と・・、気分次第か~い・・、それなら張り紙くらいせんか~い・・、まったくもう、島時間なんだから・・
こんな狭くて何も無いロビーで2時間待つことに・・・
売店で売ってたオリオンビールが唯一の救いです・・、おつまみないけど・・
やっと出発です・・、強風ですが何とか飛んでくれそうです・・
たった一日でしたが、一生に一度の体験をさせてもらいました・・、残り少ない人生ですが一生の宝物です・・
もう来る事もないでしょう・・
さよなら、与那国島…です・・
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