日本の離島、最果ての旅

「日本の離島・最果ての旅」7日目 大逆転 日本最南端に立つ

こうこく

 

 


沖縄県の西表島に居ます。

「日本の離島・最果ての旅」7日目になります・・ 

ここまで来るとなかなか夜が明けてくれません・・、写真は明るく写っていますが、まだまだ薄暗くて、とっくに7時を過ぎているとは思えません・・

7時半くらいになって、やっと日が昇り始めました・・、日本一遅い夜明けと言って良いかもしれません・・

今日は石垣のホテルに戻る予定なのですが、実は昨夜この宿のご主人と話していたら、昨日断念した波照間島に渡る船がここから1便だけあるようなのです・・、ただ頻繁に欠航していて、ここ3日間出航していないらしいのですが、もし出れば波照間に3時間滞在して、夕方の便で波照間から石垣島に渡れます・・・一度諦めた日本最南端・・、一筋の希望を賭けて船を予約しました・・・

ボリュームたっぷりの朝食です・・、朝からゴーヤチャンプルやキビ入りのご飯という沖縄らしい朝食がうれしいのです・・

お世話になった竹盛旅館さん・・、サラバです・・、もう来たくても来れないでしょう・・、皆さんお元気で・・

波照間行きの船は12時30分発なのですが、ネットでチェックしてもまだ出航未定・・、こんなに良い天気なのに・・、そう言えば旅館のご主人が、あれは天候でなくて搭乗率で判断するのだと言っていたが・・、本当だろうか・・、不安・・

どちらにせよ昼まで時間があるので、これからマングローブクルーズに出掛けます・・

船に乗って川を上って行きます・・、車では来られない亜熱帯のジャングルに入って行きます・・、なんと島の約9割が密林で覆われているようなのです・・

マングローブの木がたくさん現れてきました・・、如何にも亜熱帯の島にいる気分になってきます・・、久しぶりの青空で更に景色が綺麗に見えてしまいます・・

マングローブは自分で塩分をろ過する事が出来るので、海水でも生息が出来るようです・・、所々に黄色い葉っぱがあるのですが、あれはろ過しきれなかった塩分を一部の葉っぱに貯めて枯れたら落とすそうです・・、なんとお利口なのでしょう・・、動物も植物も生きるための能力を自然に身につける・・、生命の不思議なのです・・

亜熱帯の景色です・・、ああ、ここまで来たんだなあと思うのです・・、瀬戸内からどれ程離れているんだろう・・、想像もつかない距離なのです・・

クルーズから戻って波照間行きをネットでチェック・・、まだ未定・・・、定刻まであと2時間を切っているのにまだ決まらんとは・・、そもそも今日はこんな良い天気で風もないのに欠航になる理由がないだろう・・、もしや宿の主人の話は本当のような気がする・・、夢の最南端・・、運を天に任せるしかないのです・・

まだ時間があるので、宿の主人オススメの西表野生生物保護センターへ・・、

貸し切り状態で入館してみると、保護センターと言うより資料館です・・

ネコ飛び出し注意の看板がたくさんあった割には、一度も現れなかったイリオモテヤマネコ・・、

石垣島のヤシ記念館のおばちゃんがそこら辺にいっぱいいると言ってたものの、これも一度も現れなかった弱虫のカンムリワシ・・、剥製ですが、ここでやっと逢えてよかったのです・・

見学が終わって、波照間便をチェック・・・、出航・・と・書いとる・・・😭・・

・・・、俺は今、猛烈に感動している・・・・

夢の波照間・・、一度諦めた波照間・・・、日本最南端の島に行けるのだ!うおおおおおおおおおお!!!!・・、まさに逆転満塁コンチワホームランです・・

時間がないので共同売店で買ったおむすびを食べながら、

港に急ぎます・・・

港の受付で本当に出るのだなと念押しして、いざ乗船・・・

船は本当に出港して行くのでした・・・、やっと信用出来た野田聖子・・

晴天とはいえ、大海原は波が大きくうねっていて、船も大しぶきを上げながら進んで行きます・・、やはり外洋はお天気でなく、波の状態が大事なようです・・、宿のオヤジの話は間違いと思われます・・

日本最南端の島が見えて来ました・・、山のない平べったい島です・・

島に上陸してレンタカーを借りて・・、

日本最南端の地を目指して出発です!

出発してすぐにある西浜です・・・、なんて綺麗な海なのでしょうか・・、こちらに来てからイヤと言うほど海を見て来ましたが、ここが一番だと思うのです・・

この透明感は何なのでしょうか・・・、なんかのコマーシャルに出て来そうな・・、これぞ正しく南の島の海です・・、感動・・・

サトウキビ畑の中を走って最南端を目指します・・

なんちゅうシャレタ標識でしょうか・・、誰かが蹴ったら向きが変ってしまいます・・、離島感が盛り上がって来るではないですか・・

な~んにもない、素晴らしい風景の道を進むと、いよいよ目的地です・・

車を停めて歩いて行くとこの先に・・・、

来たーーー!、ついに来たー!!日本最南端の地に到達です…パチパチパチパチ…

日の丸がいいではありませんか・・、如何にもここは日本の領土であると主張しています・・、しかし…、せっかくの最南端の碑なのに文字が手書きです・・、マジックで書いたような・・、しかもあんまり上手じゃない・・、日の丸がなければ落書きと思われそうな・・

しかし、この碑よりまだ先に陸地があるではないですか・・、あそこに行かねば日本最南端の地に立ったとは言えんぞ・・

ゴツゴツとした岩場をヒイコラ歩いて先端に向い・・、

しゅんめいさん 63歳 無職 O型の蟹座 好きな食べ物寿司と肉 2023年2月17日13時53分 日本最南端の地に立ったのである・・・もう一度、パチパチパチパチ…

これで昨年の北海道宗谷岬、納沙布岬、そして先日の与那国島と併せて日本の最東西南北端・・、制覇です・・、まあ、正確に言うと日本最東端は南鳥島、最南端は沖ノ鳥島、最北端は択捉島なのですが、実質的に行けない所なので、正確に言うと人が行ける最先端なのです・・

さすが地の果ての海、怒り狂ってます・・、怖・・

なんかこっちの方が立派だな~~、こっちにすればよかったのに・・、手書きじゃないし・・

最南端到達で満足気分でルンルンです♬…、こんな道をゆっくり走っているだけで幸せな気分になります・・

子ヤギが走り廻っています・・、なんと平和な景色なのでしょうか・・、

なんにもないのが良いのです・・、人もいません・・、こんな静かで心安まる景色があるでしょうか・・、とても幸せを感じるのです・・

こんな道も制限速度30キロです・・、前からも後ろからも車が来ないので20キロで走っていても大丈夫です・・、1時間くらいで一周出来る島なので、早く走るのがもったいないのです・・

畑の中を抜ける真っ直ぐな道と電柱・・、なんでこんな景色に癒やされるのでしょうか・・、時間がゆっくり流れます・・

城跡があると言うのでやって来ました・・、

こ、これが城跡か・・・、荒れ放題でなんか怖い・・

登ってみても何処が城跡なのかさっぱり分らん・・、琉球王朝の城なので石垣が積まれてた訳でもないのでしょうが、なんにもありません・・

しかし、さっきから後ろの方でカサカサと不気味な音がするのですよ・・、場所が場所なのでちょっと怖い・・、恐る恐る振り返ると!

うわっ!ビックリしたなー、もう~~・・、この島、どこにでもヤギがいるのよ・・、急に出て来ちゃダメよ、もう~・・、小心者なんだから~~

ここにもおる・・・

2月なのに蝶蝶が飛び回っています・・

しばらく走るとまたビーチが・・・、何度も言いますが、ここの海は本当に綺麗なのです・・、海の色も砂浜も・・、人も全くいなくてゴミもないのです・・

瀬戸内の海が一番だと思ってましたが・・、負けた・・、こんなに何にも無くて誰もいない、こんな綺麗な海岸があるのか・・・、まさに楽園です・・

道を走ってても誰もいません・・、畑と道路以外なんにもありません・・、でも、ここでしばらく暮らしてみたいと思ってしまうのです・・

もうすぐ出港の時間です・・、最後に来たのがコート盛という王朝時代に海上を監視していた火番所だそうだ・・、ガイドブックに頂上から島を見渡せると書いてあったが、こんなに低いのか・・

登ってみると、あら不思議~・・、こんなに低いのに遠くまで見渡せます・・、山がないのでこれで十分なんですね・・、ああ~、いい景色です・・

時間なので港に戻って来ました・・、ああ、船に乗りたくない・・、もっと居たい・・・

船が出て行きます・・、たった3時間しかいなかった・・、最初はこんな小さな島で3時間も居られるのかと思ってたのですが、もっとここに居たかった・・

さらば波照間、最果ての島・・・、ここに来られて本当に良かったのです・・

しぶきを上げながら、船は石垣島に向います・・

2日ぶりに石垣に帰って来たのですが、もっと離れていたような気がします・・

石垣の島が都会に見えてしまいます・・、西表島や波照間島に比べると、コンビニも居酒屋もたくさんある大きな街です・・

ここで今日から2泊します・・

沖縄料理はちょっとお休みして、久々の焼き鳥で乾杯です・・、今日は疲れました・・、充実した、中身のとっても濃い一日でした・・

旅も後半になりました・・、明日はゆっくりと石垣島で過ごします・・

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こうこく




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