カテゴリー: 四国八十八ヶ所お遍路の旅

  • 四国八十八ヶ所お遍路の旅(4日目のつづき 21番→22番)

    四国八十八ヶ所お遍路の旅(4日目のつづき 21番→22番)

    太龍寺に向うロープウェイに乗り込んで、出発です!

    登ってって行くと那賀町の町と那賀川が一望できます。川が90度曲がっているのが分かります。何を隠そうワタクシ、世間では高所恐怖症と呼ばれてるヤツでして、あまり下を見たくないのですよ。ビクビク…

    山が幾重にも連なっています。ガイドさんが言うには西日本最高峰の石鎚山が見えるらしいのですが、はて、一体何れでしょう…、ガイドさんもそれ以上言いません…。あっ、そうか、今日は天気が悪いから見えないんだ・・・・、と、言う事で納めたのでいいでしょうか・・・

    遙か彼方に海がわずかに見えます。徳島県阿南市あたりの海と思われますが、今夜はあのあたりまで移動しなければ寝床が無いようなのです。他に無いから仕方ないのですが、遠いな~…

    山の山頂近くにお大師様の像があります。このあたりの山は全部太龍寺さんの敷地のようで、山全体が修行の場と言っても過言では無いようです。わざわざ険しい山頂に寺を構えるのも修行のひとつなのでしょうか、お大師様は今も修行を続けられているのです。

    ・・

    ロープウェイを降りて本堂を参拝します。一緒に乗ってたほとんどの人達は、ここで同じ行動をして、また同じロープウェイに乗って帰ります。何度も顔を合わすので、自然に言葉を交わすようになり、今だけのお知り合いの会話が弾みます。

    太師堂に向う途中にこんな物がありました。どうもこの穴から覗くと、昨日言った鶴林寺が見えるようでなのですが… どれどれ、…どれ? どれ3つです。では、こっちのグレムリンの出来損ないのような、とぼけた顔したフクロウと思われる方の穴を覗いてみます…どれどれ、どれ?ホー、ホー、葉っぱしか見えん・・・

    太師堂の参拝を終えてロープウェイ乗り場に向います。丁寧に手入れされた綺麗な境内で、とっても気持ち良いのです。

    乗り場に着いてロープウェイに乗り込みます。

    なぬ、お大師様の像の所に人影があるではないですか!同乗者の話では麓から一人で登って来た女性で、お大師様像まで行くと言ってたらしいのですが、どうも登頂成功のようです。若いって凄い!、うらやましい限りですが、怖くないのでしょうか…。

    この山を一人で歩いて登ろうと思いますか・・・ 恐るべし…です。

    高所恐怖症が若干克服された?ところで、そろそろ寝床を確保しなければなりません。

    本日最後の平等寺で参拝して、

    阿南市内に向います。

    ・・

    途中、コインランドリーで洗濯して、風呂入って疲れを落としていると、夕暮れ時が近づいて来ました。

    道の駅公方の郷なかがわに到着です。

    ・・・・

    今夜もお料理の時間がやってまいりました。

    世間にはすでに茹でてる野菜が出回っていて、それを麺汁入りの水でグツグツしたら、

    イカ投入です。何故イカかって??、安かったからです。 ←キッパリ!

    続いてキノコ、

    ガンモを投入です。ガンモはあまり食べたこと無かったのですが、500円玉の旅で行った東北で買ってハマッてしまったのです。

    これだけでうまそうなのですが、今宵はさらにメガ辛カレーの投入です。

    カレー鍋の出来上がりです。エッヘン! ←何故か偉そうにしてます。

    〆はうどんを入れて、

    ほぼ完食です。実はこれはワザと残したのです、明日の朝ご飯になります。

    明日の朝のカレーご飯が楽しみです。

    また明日…です。

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  • 四国八十八ヶ所お遍路の旅(4日目 18番→20番)

    四国八十八ヶ所お遍路の旅(4日目 18番→20番)

    徳島県徳島市内のコインパーキングに居ます。

    四国八十八ヶ所お遍路の旅、4日目です。

    一昨日寒くて引っ張り出した寝袋が、昨夜は暑くて邪魔になるという、季節の変わり目を感じる今日この頃ですが、もう10月半ばなので暑いというのもおかしいような・・・、温暖化の影響でしょうか・・・

    今朝も炊きたてご飯で朝ご飯です。この炊飯器くんは本当に大活躍してくれる優れものです。

    炊きたてご飯にはおかずはこんなもんで十分です。むしろお米の味がよく分かって、とっても美味しく頂けます。

    ちょっと曇り空ですが今日は晴れの予報で、雨の心配は無いようです。コインパーキングを出発して十八番札所に向います。

    と、その前に給油しておきます。ちょうどこの奥にスーパーがあるので、買い出しもしておきましょう。

    おお、カップ麺が激安価格ではないですか。山中で飲食店もコンビニもない事がよくあるので、少し買い込んでおくと重宝します。

    カップ焼きそばもお安いではないですか。非常時に備えてコレも買っておきましょう。

    徳島の旬の食材をいっぱい買い込みました・・・

    ついでに隣の100均で消耗品も調達して、

    やっと出発です。そこそこ時間を消費しましたが、今度こそ18番札所に向います。

    ・・

    幹線道から外れて山の方に向い、赤い欄干の橋を渡ってさらに進んで、

    駐車場に到着です。ここは駐車場からお寺まで坂道を登らなくてはなりません。

    少々きつい坂道ですが、緑の中を歩くのはとっても気持ち良いのです。青空が広がって今日は暑いくらいです。

    第十八番札所、恩山寺です。今日一日の安全を願って心して参拝します。

    細い山道を次の札所に向います。

    第十九番札所、立江寺に到着です。ここにはお寺の無料駐車場があるのですが、その回りにいかにも寺の駐車場を思わせる看板を挙げた有料駐車場がいくつかあって、知らずに入ってしまう巡礼者の方々がたくさんいます。こんなバチあたりな事を聖地の回りでして良いのでしょうか・・・

    ところでワタクシ、今日半袖なのです。当然車もクーラー入れてます。10月半ばでこの暑さは何なのでしょうか。脂肪が付きすぎてるだけかも知れませんが…

    ・・

    本日3ヶ所目の札所に向います。次は山頂にある難所のひとつです。でも今回で4回目になるのですが、どうも道が思い出せません。たぶん険しい道なのでしょうが…

    なぬ、こんなとこから登ってくの??こりゃあ、それなりの覚悟が必要なようです。

    これ対向車が来たらどうするのでしょうか、離合する場所もありません。昨日の焼山寺の道よりもヤバいかも知れません。

    どんどん山を登って行きますが、こんな幅の道がずっと続きます。巡礼者は高齢の方が多くいらっしゃって、自ら運転して参拝する人が多いので危険と思うのです。昨日も離合の際にかなり危なっかしい場面があったので、高齢の方は控えた方が良いと思うのですが。

    坂も結構急で、カンビンが自分の体重に苦しんでいます。頼む、頑張ってくれい!!

    おお、これは駐車場ではありませんか、やっと登頂に成功です。

    第二十番札所、鶴林寺です。ツルリンジではなくて、カクリンジです。

    ・・

    山中だけあって空気がヒンヤリとしていて、陰に入ると半袖では少し寒いです。コケが見事に生えていてとても気持ち良く歩ける参道です。

    立派な杉の木も沢山立っています。樹齢は分かりませんが、山中なので無数の杉の木が所狭しと並んでいます。花粉症のワタクシにはゾッとする光景にしか見えません。

    こんな山中なのに、沢山の巡礼者がいらっしゃいます。皆さんお遍路さんのようです。何が魅力でこんな所まで来てるのでしょうか、ワタクシにもよく分からりませんが…

    登って来た道をまた下りて行きます。またあの道を…と思うと嫌になるのですが、

    途中から次の札所に行く分かれ道があって、あれに比べると全然広い道です。なるほど、登ってる最中に対向車が1台も来なくてラッキーと思っていたのですが、下りは皆さんこの分かれ道に入っていくと言う事なのですね。ふむふむ、やっと理解出来ました。

    スイスイと川沿いの道まで下りて来ました。あの登り道は何だったのだろうと思うくらいにスムーズに来てしまって肩すかしを食らったような気になります。

    綺麗な川が流れています。こんな川を眺めながら。のんびりと次の札所に行けるのかと思いきや、

    これはいけません、離合どころか車1台通るのがやっとの道になってきました。

    これは今までの比ではありません、見通しも悪くて対向車が来てるのかどうかも分かりません。

    遠慮無く対向車が突っ込んで来ます。こんな道なのにそこそこ対向車があって、なかなか先に進めないのです。

    何とか離合出来そうな場所から先を覗って、譲るか行くか、お互いに微妙な空気を読み合って進んで行くしかないのです。しかもこの道、大型車も通ります。

    譲り譲られ、何とかこの道を脱出して、

    第21番札所、太龍寺へ登るロープウェイ乗り場に到着です。

    ・・

    とっても疲れたのでお昼にします。朝買った非常食がもう役立ちます。

    太龍寺へはここからロープウェイに乗って登ります。もちろん歩いて登る事も可能ですが、標高600mまで険しい山道を何時間もかけて登らなければならないので、ほとんどの方はこれを利用します。

    だからと言って、この運賃はどうでしょうか。お遍路さんは必ず行かなくてはならない場所なので、嫌でも乗らなくてはならないのですが、たった10分の運賃がこれなのです。嫌なら自分の足で登れと言う事です。

    往復2600円の大冒険に、いざ出陣です。

    つづく・・・

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  • 四国八十八ヶ所お遍路の旅(3日目 11番→17番)

    四国八十八ヶ所お遍路の旅(3日目 11番→17番)

    徳島県板野郡板野町の道の駅いたのにいます。

    四国八十八ヶ所お遍路の旅、3日目です。

    車中泊者同士と思われる二人が早朝から大声で話をしています。どうも車中泊用に改造した車の自慢話に花が咲いているようですが、静かな朝に二人の声だけが響き渡っています。人の振り見て我が振り直せ…です。

    今朝の朝食は昨日の残りのコロッケを半分こしてパンに挟んでみました。1個50円のコロッケが半分になったので25円分しかありませんが、分厚くて食べ応えがあります。味もしっかりしていて、なかなかお値段以上ニトリを上回るコロッケくんです。

    ・・・

    今日も遍路さん出発です。

    今日は晴れの予報だったのですが、空一面雲だらけです。曇りならまだしも、雨だけは勘弁してほしいものです。

    吉野川に掛かる橋を渡って、今日から川の南側の札所を回ります。昨日のような楽勝の立地ではなくなってきます。

    幹線道路を脇道に入って、さらに細い山道に入っていくと、

    十一番札所、藤井寺に到着です。

    ・・

    ここはお寺の駐車場が無くて、入り口に有料駐車場があるのですが、キャンピングカーが別料金になっているではないですか。どうも納得がいかん・・・、と言う事は、軽キャンも500円で昨日会った鹿児島のお父さんみたいなバスコンも500円なんですか?でもバスコンはマイクロバス1000円だったら得してるような…、お父さんラッキー、いやいや、そう言う問題ではなくてやっぱり納得いかん。料金所の爺さんに、この車普通車なんだけどと言うと、じゃ、300円でとあっさり・・・ う~む、得したような、やっぱ納得いかんような・・・、鹿児島のお父さんの料金がいくらになるのか気になります。

    本堂と太師堂に今日一日の安全をお願いします。

    次の目的地の焼山寺に向うのですが、車移動でも1時間以上掛かります。歩き遍路ではさっきの藤井寺から山道を6時間かけて登る最初の難所です。

    幹線道路を30分程走って、山に向う道に入っていくと看板が出ています。まだ27キロもあるようです、しかも山道が。

    何時になく快調に上り坂を山に向って進んで行くと、

    やがてセンターラインがなくなり、

    ガードレールもなくなります。

    こんな離合も出来んような所で、お願いだから対向車来るな、来るなと思っていると、

    やっぱ、来るのですよ…、、、しかもバスが・・

    崖の恐怖に怯えつつ、少し広がった路肩の所までバックして何とか離合します。こんな所、バスなんかで来ないでよと思いつつ、乗用車の人は、こんなとこにキャンピングカーで来るなー、と思っているのでしょう…すみません…

    ・・

    こんな事を何度か繰り返しながら、ひたすた登り続けて、

    焼山寺の駐車場に到着です。平日のこんな山の頂上にたくさんの車が止まっているのが、なんだか不思議な景色です。皆さん何をやってるのでしょうか… ←お遍路です。

    かなり高く上がってきています。遠くを見渡しても山が連なっていて、山以外に何にも無い所です。

    と、思いきや、ポツンと一軒家があるではありませんか。山に中に白い屋根の家が建っています。何故ここに住む必要があるのでしょうか…是非取材して欲しいものです。

    ここは駐車場からお寺まで、長い参道を歩いて行かなければなりません。前を歩いている人はさっきここまで歩いて登ってきた歩き遍路の人です。藤井寺から6時間かけて登ってきたのでしょう、頭が下がります。

    長い参道にはいろんな石仏が建てられていて、見飽きる事がありません。山の中の静けさと冷たい空気がいい気持ちです。

    さすが歩き遍路さん、歩くのが早いです。ここまで来ても全く疲れてる様子がありません。しかしこのお寺には宿坊がないので、今日また山を下りなければならないはずなのですが、大丈夫なのでしょうか。次の大日寺までは8時間くらいかかるらしいのですが、それまでに宿があるのでしょうか…凄すぎます。

    やっと山門に登る石段までやって来ました。本物の石を積み重ねた階段で、とっても登りにくいのですが、文句を言ってはいけません。巡礼者らしく心はいつも清く正しく美しく…です。←どれもあてはまりません。

    心静かに参拝します。

    駐車場に戻るとこんな光景が・・・・、出ました、トナラーです。こんな広い駐車場で、何でワザワザ隣に停めなければならないのでしょう…。どこの駐車場でもよく経験する事なのですが、寂しがり屋さんなのでしょうか、それとも几帳面屋さんなのでしょうか…不思議です。

    ・・

    登って来た道を、また降りて行かなければなりません。

    おっ、歩き遍路さんが遍路道を下りて行こうとしています。体力的にも大変でしょうが山の中を何時間も歩いていて怖くないのでしょうか。熊やイノシシに遭遇したらどうするのでしょう…、小心者の考える事なのでしょうが・・・、尊敬してしまいます。

    対向車とのバトルを繰り返しながら山を下りて行き、

    やっと下界に下りてきました。

    久しぶりに見つけたコンビニに入って買い物して、

    遅い昼食です。焼き芋は昨日お子様が買って忘れてました。ちなみにラーメンみたいなのは八幡浜ちゃんぽんというソウルフードです。通常のちゃんぽんとは違う醤油味で旨いのですよ。ワタクシ、愛媛県の八幡浜という港町に足掛け7年ほど勤務していたので、とっても懐かしい味なのです。でも、なぜ徳島のコンビニにこれがあるのでしょう…そんなメジャーじゃないのに。

    ・・・

    十三番札所、大日寺まで来ました。この後は一気に回ります。

    十四番札所、常楽寺、

    十五番札所、國分寺、

    十六番札所、観音寺と回り、

    十七番札所、井戸寺を参拝して本日の巡礼終了です。

    ・・

    近くのスーパーに立ち寄って、

    飲料水を補給して、

    徳島市内に向います。

    市内のコインパーキングにカンビンを停めて、今日はここが寝床になります。

    駐車料金、驚きの1日300円です。ビックリポン!

    今日は退職以来、久しぶりの徳島なので、奮発して焼き肉の夕食です。徳島で何故焼き肉なのかは謎ですが、とにかく旨いものが食べたいのです。

    焼き肉にビールは最高です。いつものビール風味飲料とは違います。まあ、飲めりゃ何でもいいのですが、外で飲むお酒は一段と旨いのです。

    焼き肉食って、酒飲んで・・・・、カンビンに戻ってゴロゴロします。

    今日も一日が終わって行きます。今日もいい一日でした。

    明日はもっといい日になるに違いありません。

    そんな事を思いながらカンビンの中でウトウトしてると、 ZZZZZZZZ…です。

    また明日・・・

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  • 四国八十八ヶ所お遍路の旅(2日目 1番→10番)

    四国八十八ヶ所お遍路の旅(2日目 1番→10番)

    徳島県板野郡板野町の道の駅いたのに居ます。

    四国八十八ヶ所お遍路の旅、2日目です。

    昨日の夕焼けもキレイだったのですが、今朝の朝焼けも素晴らしいです。早起きは三文の得と言いますが、早起きの人だけが見られる自然の造形美です。

    朝ご飯の準備です。昨日買っておいたホットドッグ用のパンをレンジでチンして、

    マスタードを塗ったパンにハムを挟みます。

    これも昨日買っておいたタマゴサラダとかいうヤツをたっぷりと挟んでやれば、

    スペシャルハムタマゴドッグの出来上がりです。どれどれ、モグモグ、?4つ…です。

    昨夜はタオルケットで寝てたのですが、寒くてパーカーを出して着込みました。毛布を持って来てないので、イスの下の収納に押し込んでた寝袋を引っ張り出しました。積んでて良かった。

    ・・

    今日はいいお天気のようです。夜が明けるまであんなに寒かったのに、もうだいぶ温かくなってきました。朝晩の気温差に気を付けなければなりません。

    出発です。昨日まで世間は3連休だったので、今朝は皆さん、さぞかし憂うつだった事でしょう。失業者はこの日を待っていたのです…、数少ない喜びを感じられる瞬間です。

    あっと言う間に1番札所の霊山寺に到着しました。ここは最初の順路だけあって、お遍路グッズをすべて揃えることができます。

    中に入るとお遍路に必要な物が何でも揃っています。これからお遍路を始める人は手ぶらで来てもここですべて買うことが出来るのです。

    でも自分の回り方に必要な物だけを買うのがいいと思います。やはり誰しも形から入りたくなるのですが、車遍路する人に傘や杖は必要でしょうか…、なんて事を考えながら揃えるのが良いかと思うのです。

    霊山寺の山門です。合掌し一礼して境内に入ります。

    手洗い所で手を洗い口をすすいで身を清めます。ここ数年はコロナ対策で水やヒシャクを出してないお寺もあるので、夫々の指示に従いましょう。

    鐘を一つきします。これから参拝を始める合図になります。これもお寺によって自由につけない所もあるので、注意書きをよく読みましょう。

    最初に本堂にお参りします。

    蝋燭火をともして、

    お線香をあげます。

    御札を納札箱に入れて、

    お賽銭を納め、

    読経します。

    次に太師堂にお参りして、同じ行程をもう一度繰り返します。終わったら納経所で御朱印を頂いて、山門から一礼して出ます。

    どうです、あなたもお遍路さん気分を味わえたのではないでしょうか…はは、そんな訳ないか。

    ・・

    てな具合で八十八のお寺を参拝して回るのですが、一番札所から九番くらいまでは平地で距離も近く、な~んだこんなに楽なのかと思うくらいなのですが、だんだん難所と呼ばれるよう所所が出てきて、厳しさを増して行くのです。

    二番札所、極楽寺です。

    ささっと参拝して住宅街を通って次に向います。

    三番札所、金泉寺です。さっきの極楽寺と山門がよく似ていますが別物です。

    ここには本堂と太師堂の参拝を済ませた後に行くべき場所があります。

    黄金井と呼ばれる井戸で、覗き込んで自分の姿が映れば長生き出来て、映らなければ3年以内に死んでしまうという怖い井戸なのです。そもそも井戸を覗き込むこと自体が怖いので、小心者のワタクシとしてはあまりやりたくないのですが、皆様のご期待に答えねばと思い恐る恐る覗き込んで見ると・・・・、おお、お釈迦様のような美男子が映っているではありませんか!…よかった、66歳までに死んだら年金がほとんど貰えんじゃないかと心配していたので安心しました。

    しかし物理的に考えて映らない人って居るのでしょうか…映らなかったら本当に怖いですよね…

    ・・・

    少し山の方角に進んで次に向います。

    四番札所、大日寺です。

    駐車場にカンビンを停めてお寺に行こうとすると、鹿児島から来たというお父さんが話しかけてきました。この先狭い道の札所があるのか知りたいようなのですが、このお父さんの車が、

    これです。いけません、バスコンです。馬力はあるので坂はグングン登るそうですが、いけません、いけません、いけません、長さと幅が規格外です。1.5トンクラスのキャブコンで出来ても後悔する方がいらっしゃるのにバスコンなんて・・・・、とりあえず思いつく所を何カ所か教えてあげたのですが…心配です。

    お父さんと別れて、バスツアーの団体さんと入れ替わりに参拝を済ませます。

    次に向います。

    五番札所、地蔵寺です。厳かに参拝させて頂きます。

    次に向う途中に食堂を見つけたので、少し早い昼食にします。お遍路道には食事をする所がしばらく無かったりするので、見つけた所で食べとくのがベストです。うどんののぼりがたくさん出ていますが、いつもうどんばかり食ってるので、たまにはこの地の美味しい物を食べたいものです。

    ・・・・・・・・・  

    悲しい性です…  奥様辛うじて蕎麦です…  

    ・・・・・・・・・・

    六番札所、安楽寺、

    七番札所、十楽寺、

    八番札所、熊谷寺、

    九番札所、法輪寺と快調に参拝を済ませて行き、

    十番札所の切幡寺の駐車場までやって来ました。どうも今回最初の試練が待ち構えているようです。

    お寺の方に進んで行くと階段が始まります。ここから333段あるようです。

    日頃の運動不足のせいで、もうすでに足にきています。建物がありますが、ここではないようです。

    なぬ!、まだ100段くらいしか登ってないんかい…、まだ三分の二残ってるようです…

    途中何度も休憩しながらヒイヒイと登り続けて、やっとゴールらしき所が見えてきました。果たして長距離ランナーのような感動のゴールが待っているのでしょうか。

    お坊さんが待っていました。いや、普通に居ただけで特に待ってくれてた訳ではありません。今日はここが最後の参拝場所になります。一日の感謝を込めて参拝して本日の巡礼終了です。

    ・・

    途中のスーパーで夕食の買物をして、

    温泉に浸かって一日の疲れを落とします。お湯に浸かるのが気持ちよい季節になってきました。寒くなればなるほど温泉にゆっくりと浸かりたくなってきます。ババン、バ、バンバンバン、宿題やったかー…です。

    道の駅いたのに到着です。なぬ、そこ昨日も泊まったろうと言いたい年頃の皆さん、これには深くない訳があるのですよ。十ヶ所回ったわりには距離はそんなに走ってなくて、十番札所からここまで30分くらいなのです。周辺に道の駅がなかったので、ここまで戻ってきたのです。

    疲れてウトウトしていたら日が暮れてきました。何もしていなくて腹は減るので、そろそろ夕食の準備にかかります。

    まずはスーパーで買ってきた1個50円のコロッケをアテに、1本87円のビール風味飲料で乾杯します。

    鍋に野菜をどっさり入れて火にかけます。さあ、ここで問題です、果たして何が出来上がるのでしょうか!

    野菜の下食材に付属していたレトルトの調味料を入れ、

    大量の野菜で味が薄くなりそうなので、中華スープの素、コチュジャン、豆板醤を投入して、

    花椒でシビレを効かせます。

    一煮立ちしたら、はい、正解は麻婆春雨でした。パチパチパチパチ…

    豆板醤と花椒を効かせたので辛さとシビレが相まって焼酎の炭酸割りが進んでしまいます。

    ・・

    その炭酸割りに欠かせない氷なのですが、昨日のお昼に買った氷がまだこんなに残っているのです。前にも紹介したこの安物のステンレスポットなのですが、コイツ優秀な優れものアイテムなのです。

    春雨を食べ終わったら残りの具に玉子を投入して、

    いつものホカホカご飯が炊けたら、

    玉子とじ麻婆丼の出来上がりー…です。?!

    今日も完食してしまいました…カロリーが心配です・・・、気にして無いけど?

    年をとったら沢山食べなければならないのです。

    美味しい物をいっぱい食べて、一日を楽しく過ごす、それが人生第2ステージの楽しみ方なのですよ。

    明日もしっかり遊びます。

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  • 四国八十八ヶ所お遍路の旅、スタートです

    四国八十八ヶ所お遍路の旅、スタートです

    イースター島の山火事でモアイ像が被害を受け、なかには修復不能な物もあるそうです。モアイ像についてはいろんな説があり、実際に石を運んで立ち上がらせる実験をした人もいますが、いくら謎を解明しようとしても一説に過ぎない訳ですから、ミステリーのままでいいじゃありませんか。その方が夢があります・・・

    旅立ちの日の空はどんよりと曇っていて、さわやかな秋晴れとはいきませんでした。まあ、天気予報の通りですが、せめて雨が降らない事を祈るばかりであります。

    荷物を積み込みます。いつも出発してからアレが無い、コレが無いになるのですが、ボケてきているのでしょうか。必要な物のリストでも作っておけば良いのですが、いつも後のカーニバルです。成長がありません・・・

    水も入れて積んでおきます。100均で買った折りたたみ式の給水タンクがとっても重宝します。予備タンクとしても役立ちますが、水汲みアイテムとしても軽くて持ち運びに便利なのです。

    ・・

    出発です。たぶん何か忘れてるでしょうが、それはそれで何とかなるもんです。人生楽ありゃ苦もあるさ、弘法も木から落ちる…です。

    今日は1番札所のある徳島に向います。200kmくらいあるので移動だけで1日かかりそうです。高速なんて使わないので5時間くらいは走らなければなりません。現役時代はずっとそうしてたので慣れたもんです。

    途中のうどん屋さんでお昼にします。たぶん週に4~5回はお昼にうどん食ってると思います…そう言えば昨日は丸亀製麺、一昨日ははなまるうどんでした、はは…うどんお遍路です。

    このお店は100円うどんが売りのお店で、一玉が普通の半分くらいの量なので、2~3玉注文してほぼ一人前、つまり200~300円という仕組みだったのですが、値上げをして一玉150円になったようです。最近の物価高でやむを得ず値上げしたようですが、苦しければ値上げすればいいと思うのです。よくテレビで「困る~」とか言ってる消費者がいますが、困るんなら食べなきゃいいのですよ、それでも食べたい人だけが食べたのでいいと思うのですが・・・

    ワタクシは食べたいので食べるのです。奥様は2玉でワタクシ4玉です。かき揚げ入れて全部で1050円、まだまだ安いじゃあーりませんか、ズルズルズル、うんまっ!ここのは麺がつるつるしてて、コシが強くてイリコ出汁とよく合います。出ました久々の????…です。

    先に店を出て行ったオヤジが、車からスペアタイヤを落とすという珍しい光景を目撃してしまいました。しかもボロボロのタイヤでホイルも錆びてしまってます。明日は我が身か、対岸の火事と思ってはいけません。気をつけてゆっくり行こうぜ、カンビンくん。

    道路脇の木が色づき始めています。数日前まで暑い暑いと言ってたのに、季節は確実に進んでいるようです。

    峠越えも慣れたもんです。登板車線を走っていると前のトラックに追いついしまいます。余計な荷物を卸して軽量化を図ったのが功を奏しているのでしょうか?しかし、ガソリン携行缶を卸してしまったのはちょっと後悔してます。いざとなった時に安心感があるんですよね~、アレ持ってると、、、後悔先に立たず…なのです。

    途中に何度も札所の看板があります。道なりにある札所に寄って行けば一番効率が良いのですが、やはり順番に回ることに拘りたいのです。何故かって!・・、何となくです。

    ・・

    途中にあるスーパーに立ち寄って食料の買い出しです。

    このスーパーは四国中にあって店舗数も多いので、飲料水の補給には困らないと思います。しかもボトルが4リットルと大きいので、場合によっては生活水の補給にも使えてしまいます。これの他にもツルハドラッグとマックスバリュのボトルも積んであるので、今回は水には困らないと思います…たぶん。

    +

    敷地内にあった100均にも寄っておきます。何故か旅に出ると毎日のように100均に寄るのですよ。買い物してる時には思いつかないのですが、後からアレも無かった、コレも無かったになってしまうのです。脳細胞の死滅が加速している模様です。

    水の都西条市を通り、

    住友の街、新居浜市を抜けて、

    四国の真ん中でもないのに何故か四国中央市と言う名の町に入ると、

    またまた峠越えの道に突入して行きます。

    でも今回のカンビンは絶好調で、坂をスイスイ登っていくのです。ちょっと荷物を卸したくらいでこんなに変わるはずもないので少し気になりますが…まさか線香花火のように最後に華々しく散ってしまったりして・・・・、そんなバナナ…イチゴ、ミカン・・・です。

    峠のトンネルを抜けると、

    徳島県に入ります。狙って撮ったショットがピンボケになるという何ともチビ太、いやおそ松な写真ですが、偶然にも気温の表示が撮れていました。峠とはいえ日中に20度を切るようになってきたようです。四国にも秋の到来です。

    ・・

    高校野球のオールドファンには懐かしい池田高校のグラウンドの横を通ってひた走り、

    道の駅貞光ゆうゆう館に到着です。ああ、疲れた。

    トイレに行ってお店を覗いてみると、ここはそうめんが押しで、

    そうめん、

    そうめん、

    そうめん、と、そうめんにお店が埋め尽くされていたのでした。…おしまい。

    吉野川を見ながら徳島市方面に進んで行きます。現役時代7年間走り慣れた道なので、見慣れた景色です。

    途中の怪しいガソリンスタンドで給油します。 ← 怪しくありません。

    157円とかいてあるのにお金を入れると155円になりました。やっぱり怪しい…けど嬉しい。

    ・・

    5時を過ぎるともう薄暗くなってきました。

    ひたすら走って、やっと道の駅いたのに到着しました。ここは1番札所の近くなので、今日はここでお泊まりです。おつかレンコン…です。

    最近出来た道の駅なのでお店もトイレも綺麗で快適です。広い店内には沢山の物が売られているのですが、ここの一押しは、

    シャイン、

    マスカットと、

    鳴門、

    金、

    時、なのです。

    空が夕焼けに染まってきました。

    カッコイイ軽キャンカーがいました。手作り感満載でなかなかの仕上がりです。水戸から来られて居るようなのですが、何処まで行くのでしょうか。道中お気を付けて。

    ・・

    お料理の時間が始まります。

    フライパンにお湯を沸かして鶏肉とウインナーをグツグツします。

    煮えてきたら辛麺のスープを投入します。

    スープが一気に赤く染まりました、辛そうです。

    今度は味噌ラーメンのスープを入れます。味に深みが出て旨いのですよ、これが。唐辛子と味噌は相性抜群です。

    キャベツともやしを入れて煮えてきたら、

    麺を入れ、

    長ネギとニラを入れます。

    5分ほどグツグツしたら、はい、野菜たっぷり辛みそラーメン鍋の出来上がり…です。

    アルコールの相乗作用で食も進み、

    麺をもう一個追加して、

    完食です。ごちそうサマンサ、奥様は魔女です。←さあ、何人が分かるでしょうか。

    夜が更けていきます。

    明日からお遍路でたくさん歩かなくてはなりません。

    ちょっと食べ過ぎたかも・・・です。

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  • 旅の出発準備をします

    旅の出発準備をします

    今日の天気は曇りのち雨、時々ミサイルです。

    最近毎日のように北朝鮮がミサイルを発射していますが、遺憾や避難ばかりを連発する日本政府の対応で、はたして大丈夫なのでしょうか。こりゃだめだと思ったのは、先日ミサイルが日本を飛び越えてJアラートが鳴り響いた日の党首討論で、野党第一党の党首の質問が統一教会です。国家として最優先されるべき安全保障よりも、個人の失態の追求に躍起になる政治家に、はたしてこの国を守って行けるのでしょうか…。

    ・・・

    明日の出発に備えて準備しなくてはなりません。最近は曇り空が多かったので外部電源でカンビンのサブバッテリーを充電します。

    500円玉貯金シリーズの旅から帰ってから、どうもサブバッテリーが劣化してるように感じがしていて、いくら充電しても満充電にならなかったのですが、

    アレレレ…、のぞき窓が70%以上を示すグリーンになってます。何故でしょう?今まで何度充電そいても黒色だったので、そろそろ寿命かなと思ってバッテリー屋さんに見積もりをお願いしていたのですが、復活する事なんてあるのでしょうか?まあ、今回の旅で大体分かるでしょうから、復活してたラッキーマンで、見積もりキャンセルしてやりましょう。

    復活と言えば40年くらい前に「復活の日」と言う映画を見て感動したのを思い出しました。草刈正雄主演で、ジャニス・イアンの歌う主題歌のユー・アー・ラブが大ヒットしたのですよ イッツ ナッ トウー レーイ ♬♩ スタート アゲーン ♩♬♪・・・心に響いた曲です…

    でも今思うとそのストーリーって、感染症が世界中に広がって人類が滅亡し、南極にいた観測隊員だけが生き残るというものだったのですが、今のコロナがもっと毒性が強ければ、この映画のようになっていたかも分かりません。一つ間違えば人類滅亡の危機だったかもしれないと思うと、ゾッとしてしまいます…?です。

    ・・・

    実は前から思っていたのですが、カンビンの収納庫の使わない物を卸してあげたら、少しは坂を登るのも、そして燃費も良くなると思うのです。キャンプ道具は今回必要ないので全部置いて行きます。

    こちら側にもいっぱい入っていますが、実はコイツが悩み所なのです。

    これまで何度もガス欠の危機に見舞われて、それからずっとこの10リットルのガソリン携行缶を載っけているのですが、いままで一度も出番がないのです。8月の北海道でガス欠直前になったものの、何とかGSに辿り着いて事なきを得たのですが、反対にコイツを積んでる安心感でギリギリまで走れたのですよ。ガス欠になっても10リットルあれば60~70kmは走れるので、いざという時の保険なのです。

    悩んだあげくに、やっぱ置いていきましょう。四国では北海道みたいに何十キロもGSがないなんてことはないでしょうし、何よりも厳しい坂道が多いので軽量化優先です。携行缶くん、今回はゆっくり休んでいてくれたまえ…なのだ。

    余計な物がこんなにありました。ほとんどキャンプ用品です。置き場がないので、とりあえず家の中に置いておきます。と、言う事は帰ったらまた元の位置に戻るのでしょうか・・・、今度倉庫を整理して置き場を作らなければなりません。時間はいっぱいありますからねえ~

    続いてタイヤの空気圧チェックです。

    なぬ!!標準値4.2kなのに3.8kしか入っていません。2~3週間前に整備工場で調整してもらったっばっかりなのに、こんなに抜ける訳ないでしょう。いくら気温が下がったからと言っても、ここまではならんでしょう。だから他人は信用できんのです! ←怒ってます。

    コンプレッサーのコンタくん登場です。 ←今、名前付けました。

    おお、さすがコンタくんです、見る見る空気が入っていくではありませんか、当たり前ですが。標準値にキチンと調整しておきます。

    後輪のダブルタイヤが面倒なのですよ。特に外側のタイヤはバルブが内に向いているので、Wタイヤ用のゲージでないとうまく入らないのです。面倒ですが通販で買ったバイク用のL字バルブを取り付けて空気を入れるのですが、このバルブを回して外す時に結構空気が抜けるのです。外さないでもずっと付けときゃいいだろうとお思いでしょうが、バイク用だし中国製だし200円くらいだったしで、要するに信用出来んのですよ、コイツ。なので、空気が抜ける事を想定して多めに入れてから外すテクニックが必要なのであります。

    奥様のマシンも調整しておきます。あらあらこれもかなり抜けてます。やはり気温差でこんなに違うものなのでしょうか・・・、そんな訳ないと思うのですが、ただの怠慢だったのでしょうか…。

    ・・

    車の準備が出来たら今度はお遍路グッズの準備です。

    お遍路用の白衣です。同行二人とは弘法大師と常にともにあるという意味です。これを着ているといかにもお遍路という感じですが、ワタクシはそのいかにもという感じがあまり好きではないので、ここ2~3年はほとんど着ていません。たぶん今年も着ないと思うのですが、気が変わりやすい年頃なので、一応持って行くことにします。

    納経帳です。右が四国八十八ヶ所、左が四国別格二十霊場です。昨年はこれを同時に回ったので百八ヶ所回りました。今回で4回目のお遍路ですが毎回違う回り方をしてるので、変化があって飽きません。

    最初の年は普通に一番から88番に回り、二年目は閏年だったので逆打ちと呼ばれる88番から1番へ、そして昨年は別格二十霊場と合わせた百八ヶ所を回りました。その頃は仕事をしていたので休みの度に何回にも分けて回ったのですが、自由人の今年はカンビンで一気に回る計画なのです…諸事情により2回に分ける事になりましたが。

    2回目からは御朱印だけを同じページに押してもらうのですが、こんな感じで印だけ増えていって、ちょっと見た目が・・・、と、思ったので、2回目の途中からもらうのをやめたのです。人それぞれですが、ワタクシは納経帳をキレイに持っておきたいので、今は納経所には立ち寄らず、御朱印は頂かないのです。

    2年前に逆打ちした年は、醍醐天皇から弘法大師の称号を授与されて1100年の年だったので、それを記念して大師納経が授与されました。一枚ずつビニールに入っているので後から製本しようとしたのですが、ピッタリ合うサイズがなくてこの状態です。何とかしなくては御利益がなくなるかも知れませんが、まだしばらくはこの状態のままでしょう。バチがあたるかも知れません。?ハチです。

    経本です。本堂と大師堂で読経します。暗記している達人でも読経ですから読まなくてはならないのです…形だけでも。お寺のお坊さんも読むふりしています。般若心経は現代風の曲にもアレンジされていてカッコイイのです。

    本堂と太師堂に奉納する納め札です。住所、氏名を書いて納札箱に入れます。これを書くのが結構大変で、十ヶ所回るなら二十枚書かなければなりません。個人情報なので詳しく書かない人もいるくらい、住所、氏名が悪用される時代になってしまいました。学校で名簿も作れない時代なのですからね、悲しい限りです。

    納め札の色は回った回数によってこのように変わってきます。

    〇白:1~4回

    〇緑:5~7回

    〇赤:8~24回

    〇銀:25~49回

    〇金:50~99回

    〇錦:100回以上

    おお、ワタクシも来年から緑色になるではないですか、ムフフフフ…、皆さんこんなに回れるのかと思われるでしょうが、納札入れを覗くと銀や金は時折見受けられます。さすがに錦は見たことありませんが、数十回回られている方も多いようです。

    ・・

    線香と蝋燭も忘れてはいけません。本堂でも太師堂でもあげなくてはなりません。作法として他人の火を貰ってはいけません、そして後から立てる人の為に奥から立てるのがマナーなのです。

    ワタクシは水場で手や口を清めるヒシャクも持参しています。コロナ禍で水場が閉鎖されたりヒシャクが回収されてしまったので、マイヒシャクを持ち歩くようにしました。変形してしまっているのが愛用してる証です。

    お遍路には人それぞれの形があります。歩き遍路から自転車、バイク、車まで…、さらにバスツアーからタクシーまでありますが、どれが正解なんてありません。信教も宗派も関係なく、お大師様はすべてを受け入れてくれるのです。

    四国八十八ヶ所お遍路の旅、明日スタートです。

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