カテゴリー: 四国再発見の旅

  • 四国再発見の旅PART2スタートです

    四国再発見の旅PART2スタートです

    三連休の最終日の日曜日です。

    失業者にとっては連休なんて嬉しくとも何ともなくて、むしろどこに行っても人が多くて迷惑なくらいなのです。世間の皆様が「あ~あ今日で休みも終わって明日からまた仕事かー」なんて思ってる日にわざわざ遊びに出かけると言う、何とも天邪鬼なお年頃なのです。

    出発準備です。いつものように水道内部を塩素系洗剤で消毒して、

    ポータブル冷蔵庫をテーブルの下にセットします。以前は備え付けの冷蔵庫とどちらか一方だけを使っていたのですが、夏場に入ってから両方を稼働させているため、これがバッテリーの負担になっているようです。そろそろ涼しくなってきたので、またどちらか一方にした方が良いのでしょうが、やっぱり2つあると便利なのですよ、これが。またボチボチ考えるとしましょう。

    その上にテーブルをセットして完了です。

    これは「500円玉貯金でどこまで行けるのかの旅」に出発前に、下駄箱をゴミ箱に改造するというワタクシの最高傑作なのですが、奥様から使い勝手が悪いのでまた下駄箱に変更せよとの指令を受け、これが最後の姿となってしまうのです。さよなら…元気でね…。

    下駄箱復活です。それでも一番下の棚だけは外して小さなゴミ箱をさりげなく置いておくという、ささやかな抵抗です…。

    ・・

    いざ出発、まずは途中のスーパーで買い出しをして、

    飲料水を調達しておきます。ここのボトルは4リットルサイズと大きくて、最初は不便と思ってたのですが、意外に冷蔵庫にもピッタリと収まり、何回も給水する必要もないので家でもずっと使ってるのです。ミネラルウオーター代が助かります。

    買った氷は直ぐにステンレスのポットに入れておきます。この夏の旅でも大活躍したポットくんなのですが、真夏でも丸一日以上溶けることなく翌々日になっても多少残ってたりするので驚きです。値段も2000~3000円くらいなので、とっても良いお役立ちアイテムなのです。

    外環状線を走って松山市内から脱出します。今日はいい天気で満天の星空が拝めることでしょう。今回はこの前の、霧に見舞われて四国カルストから天の川が見えなかったよ事件のリベンジなのです。

    坊ちゃんスタジアムでは高校野球県の秋季大会が行われているようです。この夏のオールスターでは満席になっていたスタンドも人っ子一人見えません。県予選1回戦では仕方ありませんが、野球に青春を賭ける高校球児達を応援してやろうではないですか!頑張れ、やれば出来る!!

    松山市を抜けて砥部町に入ると、

    峠道の入り口が見えてきました。カンビン苦手の上り坂の始まりです。

    でもこの道は長~い登坂車線があるので、余裕で道を譲れます。皆さん勢いよく追い越して行きます。慣れた光景です。

    ・・

    今日向っているのは愛媛県の久万高原町にある千本高原キャンプ場です。高原と言うだけあって結構登ってきています。山の頂が臨める所までやって来てます。

    久万高原町は仮面ライダー1号の出身地です。

    でも、特にショッカーが出てくる訳でもなく、山間の道をどんどん進んで行きます。

    町からさらに外れて山中を進み、

    山村からさらに山に入る道を登り、

    どうか対向車さん来ないで下さいと祈りながら進んで行くと、

    千本高原キャンプ場に到着です。

    ・・

    三連休も最終日の午後とあって、予想通りかなり空いています。キャンプ場はこうでなくっちゃいけません。お隣さんの顔をチラチラ見ながらするようなキャンプはやりたくないのです。

    木に囲まれた木陰の場所を陣取ってベースキャンプにします。木陰なので日除けを張る必要もなく、もちろん車中泊なのでテントを張る必要もないので楽チンです。それってキャンプなのと思われてる皆さん、本人がいいのだからいいのです。十人十色、自分に合った楽しみ方をすれば良いのですよ。

    テーブルと椅子を引っ張り出せばほぼ完成です。カンカンとペグを打つのも楽しいのですが、これはこれで楽しいのです。前に見えるご家族は先ほどから撤収作業をしています。しかもほぼお父さん一人がやってて大変そうです。明日から仕事なのに家族の為に奮闘しています。頑張れ日本のお父さん!…です。

    焚き火台もセットしておきましょう。ちゃんと焚き火シートを敷いて防火と自然を汚さないようにするのが紳士のマナーです…コホン。

    風でめくれないようにペグを打ちます。突風でめくれて焚き火台がひっくり返ると火事になってしまうので、四隅しっかりと固定しておきます。

    枯れた松葉や松ぼっくりを拾ってきて焚き付けにします。ちょっと湿っているようですが大丈夫でしょう。

    おお、焚き木によさそうな枯れ木が落ちています。いかにも私を燃やして成仏させて下さいとお願いされているようなので、願いを叶えてやりましょう。

    通販で買った斧の登場です。安かったので買ったのですが届いてみてその小っこさにビックリポン!こりゃナイフじゃないのか・・・

    そんなので切れるのかと奥様が笑っています。

    ならば見せてあげましょう。こんなのは道具ではなく、技と心意気でやるものなのですよ。

    どりゃ~!!

    なかなかこしゃくな、ならば下から、トー!!!

    トドメじゃあーーーーー!!!!!

    少しカケラが取れました。後は家から持ってきた薪がいっぱいあるので問題ないです・・・

    ・・

    こんな事をしながらゆっくりと過ごすのは、なんて心地良いのでしょうか。ゆっくりと時間が流れて行きます。

    森を眺めて居るだけで心落ち着きます。鳥のさえずりだけがあたりに響いています。

    時間があるので、少しブログの執筆をしておきます。こんな所でパソコンをパチパチやってると、まるでIT企業の社長さんがアウトドアで優雅にリモートワークしているかのようではないですか。たぶん周辺の皆さんもそう思ってるハズです。ふふふ、照れるぜ…。

    青空が広がって今夜の予報も晴れになっています。さぞやキレイな星空が眺められる事でしょう、天の川はみえるでしょうか。四国カルストのリベンジです。

    ・・

    そろそろ夕食の準備を始めましょう。木を起こしていくのが、これまた楽しいのです。ワザワザ着火棒で火起こしを楽しむのもひとつですが、この世にはライターという便利グッズがあるのです。一瞬で着火です。

    火が起きてきたらアルミホイルに包んだサツマイモを脇に入れておきます。トロトロになってこれが旨いのですよ。

    ビールを飲みながら炎を眺めるのも格別です。大人の贅沢な時間なのです。

    昨日からタレに漬けておいたお肉やキノコを焼いて、食って、飲んで、幸せ気分一杯です。

    バーベキューと洒落た言い方をする人もいますが、これは焼き肉です。なぜなら、肉を焼いているからです…

    ならばこれは焼きウナギと言うのでしょうか…、う~む、だんだん理屈が合わなくなってきました。もう、どうでもよいではありませんか。とにかく旨ければいいのです。

    ウナギにはやっぱご飯です。タレが少なくてうな丼とはいきませんが、何でも焼きたては最高です。飲むのと飯食うのとで迷ってしまいます。

    暗くなってきたのでランタンで照らします。焼き肉と焼き芋、焼きウナギがライトアップされて焼きの揃い踏み状態です。やっぱ、焼きウナギと言うのが正解でしょうか・・・

    ・・

    だいぶ暗くなってきました。そろそろお星様顔を出してくれるのではないでしょうか。

    外も真っ暗で、反対側のキャンパーの明かりだけが見えます。さあ、空はどうでしょうか。

    おお、空一面に星が出ています。星ってこんなにあったのかと思うくらいの数が空に浮かんでいます。

    普段あまり空を見上げることもなくなってしまいましたが、改めて見上げて見るとこんなに美しい景色が広がっているのですね。子供の頃にはよく見上げたように思うのですが、本当に久しぶりかもしれません。

    天の川はどこにあるのかも分からず、見えているのかいないのかもわかりませんが、もうこれで十分です。乙姫様にご挨拶するのはまた今度にとっておきましょう。

    この光が宇宙から届いているうと思うと不思議な気分になります。この年になって改めて星空の素晴らしさに感動してしまいました。ここに来て星空を見上げて本当に良かったと思います。

    ・・・

    星空に感動した後は、イモがちゃんと焼けてないとの奥様からの苦情を受け、また火を起こしてイモの見張りをしながら、夜は更けていくのでした。

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  • 仁淀ブルーに感動なのですが…

    仁淀ブルーに感動なのですが…

    高知市内のコインパーキングにいます。

    四国再発見の旅3日目です。

    今日は朝から見事な青空が広がっていて、とても清々しい朝なのですが、

    とってもマズイニュースを朝からやっています。かなりヤバい台風が日本列島を縦断しそうな進路予想です。くぼてんきさんの頭が20日の予報円と同じくらいの大きさなので、あっちに行ってくれれば良いのですが…

    四国地方は土曜日から大雨・暴風の予想です。ヤバいついでに、くぼてんきさんの頭をリーゼントにしてみました、どうですヤバいでしょ。

    今朝は食パンなのですが、昨日の夜は熱くて一晩中サーキュレーターを回していたら、ポータブルバッテリーの残量が1%になってしまいました。カンビンのインバーターでは1000Wのトースターは動かせないので、フライパンで焼いてみます。おお、なかなか焼けるではないですか。フライパン調理法がまた一つ増えてしまいました。

    朝のひっそりとした繁華街を出発です。

    路面電車が道路の真ん中を走るのは松山も同じなので特に違和感はないのですが、慣れてない方は結構戸惑うようで、

    こんな黄色の矢印や、

    赤のバッテンを見ると焦ってしまうようです。

    ここなんて線路上を車が走っても良いのですよ。

    何故ならこんな標識があるからです。ね、おもしろいでしょ。

    ・・

    ガソリンスタンドで給油します。高知は四国の中でも一番高くて、うまく写っていませんがリッター176円です。北海道での最安値が149円だったので、その差27円、40ℓ入れると1000円以上差が出ることになります。ひろめ市場でハイボールが2.5杯飲める計算になるのです。

    高いガソリンを入れたので省エネ運転で目的地に向います。今日の行き先は仁淀川上流の絶景ポイント「にこ淵」に仁淀ブルーを見に行きます。以前は清流といえば四万十川と言われていましたが、今は仁淀川の方が有名かもしれません。昨日の雨で濁ってんばければ良いのですが、とにかく行ってみましょう。

    左手に仁淀川が見えてきました。この川沿いをどんどん上流に登って行きます。

    途中の道の駅土佐和紙工芸村で休憩です。ここは以前車中泊をした事があるのですが、

    すぐ前の仁淀川まで歩いて行くことが出来て、川沿いを散歩したり、川の水に触れてパシャパシャすることも出来るのです。静かな良いところです。

    ピオーネもシャインマスカットも600円とかで売ってます。良いのでしょうか…、もちろん両方購入しました。

    仁淀川を眺めながら、さらに上流に上って行きます。

    だんだん川幅も狭くなってきて、川の様子も変わってきました。

    道路脇にカンビンを止めて川を覗いてみます。

    いかにも山から水が流れ出してきているという感じがして、ここから見ても川底がハッキリと透き通って見えます。

    全く濁りのない、正に清流です。

    ・・

    もうこれで良いのではと思いつつも、さらに上流へ進んで行きます。

    脇道に入って、いよいよ絶景ポイントの「にこ淵」に近づいて行きます。

    狭い道を進んで、

    駐車場に到着です。さすが平日です、カンビンともう1台だけしか停まっていません。シメシメです。

    ここから200mくらい歩いて行くようです。上り坂で疲れますが、その分感動も大きいはずです。

    この下の谷に「にこ淵」があるようです。こんなに登ってるのにまた下りるのかと思いつつ、大汗かいて進んでいくと、

    にこ淵の入り口にたどり着来ました…のは良いのですが、奥に見えるのは……ん!……ひょっとして車では・・・

    何じゃい、車で来れたんかい!!全くもう…下に書いとけ! ブツブツ、ブツブツ…ブツブツブツブツ…

    気を取り直して、協力金200円をちゃんと入れて、

    坂を下っていきます。

    途中から金属製の階段に変わるのですが、急なうえに濡れていて危険な階段です。

    滑らないように慎重に下りて行きます。駐車場まではサンダルだったのですが、靴に履き替えて本当に本当に良かった。転ばぬ先のスニーカーです。

    ・・

    おお、谷底が見えてきました。何やら綺麗な水たまりが見えます。

    仁淀ブルーの絶景ポイント「にこ淵」に到達です。滝が流れ落ちて滝壺を作り、そこに溜まった水が太陽光に照らされて輝いています。

    足場の悪い狭い所に入れ替わりに人が入って来て、写真を撮っています。平日なのに意外な人の多さです。

    滝壺は水深が深いので光が届かず、水の緑色が濃いのでしょうか、神秘的な色です。全くワタクシの想像ですが、神がお造りになったのに違いありません。

    光が届くところは綺麗に透き通った水色?に輝いています。ブルー…、グリーン…??何色と言えば良いのか分かりませんが、心静まる清く澄んだ水の色です。

    ところで、観光地では誰もが綺麗な風景をカメラに納めたいと思っているので、周囲へ配慮することが大切なマナーです。譲り合って皆が満足して帰れるよう心掛けたいものです。

    いい大人なのですから…

    当たり前ですが帰りは登り坂です。女性や年配者には結構キツい坂なので、途中で休憩してる方もいらっしゃいました。あと一息です、頑張って登りましょう。

    ・・

    駐車場に戻ってカンビンに乗っけてもらって、再び走ります。

    かなりの山中に入って来てるので、とにかく山から出なくてはなりません。下界へ下りましょう。

    トンネルが幾つも続く道路なのですが、中でもコイツは別格です。

    寒風山トンネル、なんと全長5432mもあります。しかも工事中で片側通行になっています。

    未来へワープしそうでワクワクします。昔は未来や過去にワープする映画やドラマがたくさんあって、ワクをムネムネさせながら見ていたものですが、そう言えば最近目にしないような・・・、現代人は現実主義で夢を抱かなくなったのではないでしょうか…

    走って、走って、暗闇を走って、

    やっと出口が見えました。トンネルを走るのは疲れるのです。

    やっと下界まで下りてきたので、

    遅いお昼ご飯にします。

    ・・

    たぶん一週間のうち6回は麺を食ってるのではないでしょうか…しかもそのうち4~5回はうどん食ってるような気が……。サラリーマン時代もお昼はうどんが多かったのです。香川に限らず四国にはセルフのうどん店がそこら中にあるので、必然的にそうなるのかも分かりません。まあ、何よりも安いんですわな、これで二人で800円です。ちなみにワカメはタダで入れ放題です。

    食後のアイスは格別です。

    さあ、これから何処に向おうか。

    松山の自宅へ帰ります。

    今朝の台風情報を見てこりゃダメだと思いました。過去最強の台風がこちらに向ってきています。こんな時に車中泊なんかしてたらアンポンタンと呼ばれてしまいます。決して弱虫ではありません、立派な大人の判断なのです。

    実は「にこ淵」を出てから帰路にについてたので、もうそこまで帰って来てます。

    今回の旅は最初から何かうまく行きませんでした。出発早々奥様の大量忘れ物が発覚して緊急帰宅、続いてワタクシの財布忘れ事件でまたまた帰宅、四国カルストでは天の川どころか深い霧で足止めをくらい、微弱な電波でブログ更新出来ず、ひろめ市場では安兵衛餃子がお休みで、にこ淵では迷惑観光客でクリアショットが撮れず、最後は台風にトドメを刺さされ…

    たぶん今回は行くなと言う事だったのでしょう。そう思います。

    近所まで帰ってきました。もうすぐ自宅に到着です。

    家に着くなりキャンプ道具を引っ張り出して天日干しです。霧で湿っていて、放っておくとカビが生えてしまいます。

    なんちゃってオーニングも洗って干しました。また次の旅に備えます。

    四国再発見の旅は一時中断になってしまったので、とりあえずPART1としておきましょう。台風をやりすごしてからPART2を考えます。

    危険な台風が日本列島を縦断するようです。皆さんお気を付けください。

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  • 高知は何を食っても旨いのです

    高知は何を食っても旨いのです

    久しぶりにカンビンの中で迎えた朝です。こんなに狭い室内なのですが、不自由なんて感じた事がありません。日常とは違うこの窓の外にある景色に毎朝ワクワクしてしまうのです。

    霧の朝です。結局昨夜から霧が晴れることはなく、天の川どころか星の一つも見ることが出来ませんでした。おまけに風がビュービュー吹いて寒い寒い夜でした。

    いくらキャンプに来てるからと言って、とても外で食事出来る状況ではありません。炊飯器でご飯を炊き、昨日の残り物とその他の朝食です。

    食後に外に出てみますが、向かい側の車も霞んでしまっています。狭くて急な坂道なので霧が晴れるまで待機するしかありません。ここはトイレが遠いので皆さん車で行ってたのですが、昨夜から車移動出来ていないようです。いったいどう処理したのでしょうか??カンビンのトイレに感謝です。

    ・・

    もう9時になりますが状況は変わりません。隣の熊本ナンバーのキャンピングカーも出発出来ずにずっと待機しています。

    おお、少し空が見えてきたではありませんか。どんどん霧が消えて行くのがわかります。

    さっきまでの霧がウソのように、あっという間に晴れてきました。山の天気恐るべしです。

    待ってましたとばかりに出発です。カルスト台地が綺麗に広がっています。

    つい先日、北海道の大自然に感動してきたばかりですが、それにも劣らない四国の絶景ではありませんか。四国再発見の旅…発見その1です。

    こんな道はのんびりと行きたいものです。カンビンを道端に止めて記念写真をパシャリ!くびれのない後ろに突き出したヒップが魅力的です。

    周辺の山の頂を見下ろしながら走っていると、雲の上を走ってるような気分になってきます。上から下を見下ろすとはなんて気分のいいものなのでしょうか。まるでサラリーマンの世界と同じではないですか…

    ・・

    また霧が出てきました。もう勘弁してもらいたいものです。これから向う道の先が雲に隠れてしまってますが大丈夫でしょうか・・・

    牛さんが名残惜しそうにこちらを見ています。たぶん「モー行っちゃうの」とでも言ってるのではないでしょうか…。

    霧というより雲がそこまで垂れ込めています。雲の中に突っ込んでいくような感じですがヤバくないですか…

    道も狭くなってきて、不安で一杯になってきました。これ以上霧が濃くなってしまうと進めなくなってしまいます…神は我を見捨てるのか・・・

    おお、坂を下っていくと周辺が明るくなってきました。雲を抜けたということでしょうか。やはり霧ではなく雲の中にいたようです。あとは前からダンプが来ないことを祈るばかりです。

    どんどん下っていきます。狭い道ですが幸い対向車もなく視界良好、広末涼子です。

    やっと下界に下りて来る事が出来ました。道の駅布施ヶ坂に到着。ここは標高400メートル程らしいので、1000メートルくらい下りてきたことになります。朝出発してから牛以外の生き物に会ったのは今日初めてです。たぶん動いてます…

    みんなが便乗してるお菓子があります。しかも四万十と高知の揃い踏みです。中身は同じに見えますが・・・

    おっ、売ってます。これこれ、これですよ。実は今ここに向っているのですよ。高知県須崎市の名物鍋焼きラーメン、その元祖の橋本食堂でお昼を頂こうと思って向っているのです。

    とは言っても人気店はお昼になると混雑するので急がねばなりません。

    が、なにか気になるものが・・・、よく見ると風力発電のプロペラではないですか、興味津々、寄ってみようではあーりませんか!。何があるのでしょうか。

    ・・

    こじんまりとした売店ですが風車の駅と書いています。風車が自慢の地域のようです。

    その隣にPR館があります。あんなでっかいプロペラでアピールするくらいなのですから、何が展示されているのでしょうか、窓から双眼鏡が見えます。ワクをムネムネさせながら中に入ってみます。

    ・・・・・

    先を急がねばお昼が近づいています。橋本食堂はもうすぐのはずですが。

    ありました、ここです、ここです到着です。幸い2人しか並んでいないようです。味のあるビジュアルです。名前を書いて外で待ちます。

    名前を呼ばれて入店です。おお、奥にも座敷席が7~8席ありますが満席です。この暑い日に皆さん熱々の鍋焼きラーメンをハフハフやっています。短パンTシャツでスタンバイしているお兄さん達の心意気が伝わってきます。メニューは鍋焼きラーメンとご飯のみです。

    来ました、THIS IS THE NABEYAKI-RAUMENです…ちょっと知的なところを披露してみました。はい、フタを開けたらもう熱い!親鳥を小さく切ったお肉と生玉子が鍋の中に沈んでいるので、これを崩して麺をズルッ、熱っ!!…土鍋が熱いのでいつまで経っても熱々でさめてくれません。硬めの麺なのでグツグツしても延びることなく、またこのスープが旨いのです。

    汗だくになりながら食べ続け、〆はスープと残った鶏肉をご飯にかけてサブッ、熱っ!!まださめん…、、でも、ウマッ! 久しぶりの、出ました????です。親鳥は硬いので歯の弱い人には辛いかもしれません…。

    ・・

    大汗かいてクーラーで一気に涼みながら高知市内に向います。

    路面電車が見えてきたら、そろそろ高知市の中心部に入って行きます。

    こんな更地の駐車場を見つけました。入庫後24時間1000円です。目的地のすぐ近くで絶好のポジショニングです。しかも車が少なくて静かそう、ここが今夜の寝床です。

    アーケードを通って目的地に向います。

    目指す目的地に到着しました。飲んべえの聖地、ひろめ市場です。昼間っから飲んべえが集まる高知県民憩いの場所です。

    まだ4時半ですが皆さんいい調子です。ここは何度も訪れましたが、コロナ前にはこの時間では席が確保出来ないほどの賑わいだったのですが、感染対策が徹底されていて入場制限も設けているようです。席も人数制限しています。

    市場という名が付いてますが居酒屋が凝縮されたイメージです。自分の好きな店で好きな物を注文して席に持ち帰って飲み食いするのですが、食器やグラスは係の人が定期的に回ってきて回収してくれるので、片付けの必要もありません。

    ハイボールやチューハイも400円とリーズナブルで、ビールジョッキも一回りデカく思いませんか。この時間に何故かサラリーマンも盛り上がってますが、高知らしくて良いではありませんか。

    こんなお寿司やお惣菜を売ってるお店もあって、

    好きな物を買って席で食べることも出来ます。

    ワタクシ達も始めようではありませんか。牡蠣フライ、手長エビの唐揚げ、鯨の竜田揚げ、鰹のタタキ、お寿司の盛り合わせ、それからビールで乾杯です。

    どれもうまいのですが、鰹のタタキだけは別格です。注文してその場で焼いてくれるのでホンノリ温かい鰹に藁の香りがして最高に旨いのです。臭みなんて全くありません。厚く切ったニンニクと一緒に食べるのが高知スタイル、たっすいがはいかんぜよ!

    ・・

    ただ一つだけ残念なのが、広末涼子も愛する安兵衛の餃子。なんとシャッターが閉まってるではありませんか。ここに来る一番の楽しみは鰹のタタキと安兵衛の餃子と決まっているのですが、その一角が崩れてしまったではないですか。ブツブツ…でもお休みじゃ仕方ありません、また次回のお楽しみにしておきましょう。

    アルコールがどんどん進んで行きますが、次々とグラスを回収していってもらえます。料理やお酒も注文すれば席まで運んでくれるので楽チンなのですが、マスクをせずに席を立ったり、騒ぎ過ぎると怒られます。

    案内所もちゃんとあって、皆がルールを守って楽しく飲める環境を造っているのが、すばらしいのです。キチンと感染対策を守っていれば安心して飲み食い出来る、お手本の場所だと思います。

    いい気分になったのでカンビンに戻りましょう。

    まだ明るいではありませんか。

    カンビンでテレビをつけたら5時54分って出てます。皆さんが飲み始める前に終わってしまってます。台風もさぞ呆れていることでしょう。ところでこの進路、ヤバくないですか・・・

    まだ早いので飲み直そうとチビチビやってるうちに眠気が・・・・

    台風のことなんて忘れて、たぶん7時過ぎには寝てしまったのではないでしょうか・・・・

    早寝早起きが長生きの秘訣なのです。

    また明日も元気に出発できます。

    ↓クリックしてもらえると、早起き出来るかもしれません。

  • 四国再発見の旅、スタートです

    四国再発見の旅、スタートです

    今日も見て下さってる皆さん、ありがとうございます。標高1400メートルから無事生還しましたので、1日遅れになりますがブログ再開です。

    ・・・

    出発の朝にに台風発生です。しかもこっちに来そうな、いつものパターンのヤツです。嫌がらせなのか警告なのか、どっちにしてもいやな感じです。

    まあ、先のことは心配しても仕方ないので、予定どおり出発です。

    今日の目的地は四国カルストです。愛媛県と高知県の県境にある山地で、日本三大カルスト台地とされる高原のキャンプ場に向います。ここに行く目的は高原の景色もそうなんですが、

    満天の星空を見たいのです。特に天の川を見てみたくて、ここに行こうと思ったのです。

    肉眼で星空を見られる希少なスポットらしいのです。

    荷物を積込み、颯爽と旅のスタートです。

    ・・

    まずは昨日給水ボトルを購入したマルナカさんに立ち寄り、飲料水のを調達します。

    おお、給水前のボトル洗浄マシーンです。逆さにセットするとバシャバシャ洗ってるではありませんか。ツルハにもマックスバリュにもない斬新なシステムです…感動です。

    飲料水を確保して、いざ出発と思いきや帰宅です。奥様が信じられないほどの忘れ物をしていたのを思い出して緊急帰宅、仕切り直しです。

    気を取り直して再び出発です。

    と、思いきや再び緊急帰宅です、今度はワタクシが財布を忘れていたのです・・・

    どうもうまくいきません。出鼻をくじかれて、前途多難な予感がします。

    こういう時は、はやる気持ちを抑えて、まず飯でも食いましょう。

    腹が減っては戦はできないのです…、別に戦ではありませんが…   仕切り直しです。

    ・・

    厄払いをして、心新たに出発新香巻きです。

    坊ちゃんスタジアムに別れを告げて、

    松山市内を脱出し、

    カンビンくん苦手の山道に、早くも突入です。高知方面に向うには四国山地の山々を越えて行かなくてはならないのです。

    片側一車線の長い登り坂を、後続車を従えてウンウンと登り、

    藤岡達也が笑顔で出迎えてくれる久万高原町に入ります。

    道の駅天空の里さんさんで一服します…タバコは吸いませんが…

    おお、もう新米の季節ですか、新米が並んでいます。ここは高原なので朝晩の寒暖の差が激しく、おいしいお米が採れるのでしょう。

    お安い薪もたくさんあります。焚き火用にはサイズが大きいので斧で割らなくてはなりませんが、また、それが楽しいのですよね、好きな人は。

    ・・

    さらに山奥へと進んで行きます。

    高知へ抜ける国道から外れて、ギュルんと回って脇道に入って行くと、

    やがて対向車と離合出来ないような道が何カ所も現れるようになってきます。

    こんな道に限って、時折ダンプがやって来たりするのですが、勘弁して貰いたいものです。

    おまけにきっつい上り坂で、カンビンくんヘトヘトです。雲がそこに見えるくらい登ってきました。

    やっと登り切って、なんとかカルスト地形が見えてきた頃にはけっこう雲が出てきて、登頂の喜びに水を差してくれます。いつものパターンと言えばそれまでですが、勘弁してもらいたいものです。

    それでもたまにはお日様が顔を出してくれたりするのですが、雲が近くて形勢不利に思えて仕方ありません。山の天気と女心は・・・、山の天気頑張るのだ!

    天気予報は晴れだったので、そのうち晴れてくることを期待しましょう。天の川が拝めますように…パン、パン。ところでそこの学生風のグループ、こんな平日に何をしておるんじゃ、勉強せんか…プン、プン。 ←天気が悪くて機嫌が悪い

    周りの山の頂が眼下に見えます。ここは標高1400メートルあたりです。よくぞここまで登ってきたものです。えらいぞカンビンくん!

    牛が放牧されています。牛さん達ものんびりとくつろいでいる平和な景色です。

    その牛さんたちのすぐそばにベースキャンプを置くことにしましょう。おお、晴れてきました!

    それでは自作サイドオーニングを張るとしましょう。まず取り出したのはホームセンターで買った吸盤ですが、コイツの吸着力が半端なくて、すっごくいい仕事をするのです。

    カンビンのボディにピッタリとくっつけます。カンビンはボディの大部分にアルミが張られているので、ビタッと吸い付きます。

    後方にも同じのをくっつけたら、これもホームセンターで買った日よけを引っかけて、

    こんな感じで、

    もう片方にポールを立ててペグを打ったら、はい自作ベースキャンプの出来上がりです。どうです、なかなか仲本工事でしょう。

    この日も結構強い風が吹いていたのですが、コイツ、外れないのですよ。驚くべき吸着力です。

    ・・

    カルスト台地を眺めながら、のんびりと過ごします・・・

    また霧が出てきました…霧とともに牛が寄ってきて、有刺鉄線をものともせずに首を出して草食ってます。草がそんなに旨いのでしょうか…すごい鼻息です。

    う~ん、霧に浮かぶ牛さんが、ちょっと怖い……、あっち行ってくれんかなー、そこで○○コだけはしないでよ!そこら中の雑草を食いあさってます。鼻息が不愉快じゃ!

    と、思ったらサッと霧が晴れてきたりして、山の天気は変わりやすいのです。

    向こう側に3台、

    こちら側に3台のキャンパーらしき車しか留まっていません。急いで出かけて場所取りなんてする必要ないのですよ平日は…失業者の特権です(平日お休みの方もいらっしゃいます)。お仕事されてる皆さん、ごめんなさい…

    ところで、ここまで来てテレビを見ようとするバカがいるのかとお思いでしょうが、こんなとこで映るわけないと思いつつチャンネル設定してみると、驚きの・・・・ゲゲ、、、何が驚きか分かりますか?・・・大分のTVが映ってるのですよ????

    ここは愛媛県と高知県の県境の山中で、どう考えても放送局は松山か高知のはずですが、なぜ遠く離れた大分の放送が入るのでしょうか…大分とここを結ぶ直線上に、ここより高い山などの障害物がないということなのでしょうか?それにしても四国の山中で九州のTVが見れるとはビックリポン太郎…です。

    ・・・

    また霧が出始めました。ワタクシの天の川はどうなってしまうのでしょうか・・・せめて時々でも晴れてくれれば星空が仰げるのですが、神様…パン、パン。

    牛さんも帰り始めました。どこが家だか知りませんが、この霧でまともに帰れるのでしょうか、お気を付けて…

    あそこのテント、牛に襲われそうになってますが大丈夫でしょうか。留守のようなので食べ物を食われないか心配です。まあ、熊よりはマシでしょうが…

    そろそろ火をおこして夕食の準備をはじめましょう。まだ明るいのですが周辺が真っ白なので火でも焚いてないと不気味な雰囲気なのですよ。

    うわっ!…ビックリしたなあ、もう…、、なんで帰って来るのよ!霧の中から急に現れたら驚くじゃろうが!!バカ!  結構ビビってます…

    もう来ないでください…。この状況では何が出てきても相当怖いです…

    もう何も見えなくなってきました。日が暮れてますます状況が悪化してきてます。

    これでは天の川どころか、お月様も拝めません…

    周辺も見えないくらいの深い霧に包まれています。さすがにヤバいので外を片付けてカンビンに撤収です。天の川はほぼ絶望的な状況になってきました・・・?

    ・・

    続きはカンビンで飲み直しです。満天の星空を眺めるためにここまでやって来たので、まるで残念会のような暗い雰囲気になってしまってます。

    ああ、奇跡はおこらないのか、願いよ届けと最後に外を覗いてみようではありませんか!

    ・・・・・・・・・

    意気消沈…です。

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