北海道網走市のオホーツク公園オートキャンプ場に居ます。
起きてからずっとブログを書いてたのですが、気が付くと外は小さな雨が降っています。
タープの下だから大丈夫だろうと思ってた洗濯物は昨日以上に濡れてるし、
なぜかテーブルも濡れているのです・・、なぜ?
このタープはもともとホームセンターで売ってる日除けなので、風を通す小さな隙間があるのです。つまり光は遮るものの雨には無力って代物なのですよ・・、なんで今までそんな事に気が付かなかったのか。
やっぱりブルーシートの勝ちでした。
濡れたタープを外して畳んで、慌てて外に出してた物を片付けました。
朝から大騒動です。
やっと朝食を食べれることに・・・
昨日の残った肉をご飯にのせた残り物丼です。
外部電源でフル充電になったはずなのに、なぜ針が右に振り切らんのだろう・・・
やっぱりこれはアテに出来ないようです。
でもポタ電は一目瞭然の100%です。
やっぱりデジタルでないと正しい残量が把握出来ません・・、これからはポタ電優先で使って行こうと思います。
出発します。
今日は知床方面に向かいます。
涛沸湖の湿地帯を走っていると、こんな所でたくさんの馬が草を食べています(写ってないけど)・・、野生なのか放牧なのか分りませんが、その辺で馬が草食ってる風景なんて、あまり見た事がないのです。
パーキングがあったのでちょっと休憩。
今日も曇ってて、せっかくの綺麗な景色が台無しです・・、このまま知床に行ってもこんな景色じゃな~~・・、今回は本当に天気に恵まれてないのです。
この麦畑も天気が良ければさぞ綺麗だろうに・・・
と、言いつつも、やっぱりすごい景色なので、しばらく止まって麦畑を眺めていました。
先に進んで、
この辺りにはモダがないので、オカモトセルフで給油します。
もう、どうでも良くなって来てるのですが・・、いちおう・・・
22.21リットル給油して、
197.5キロ走ってるって事は、
リッタ-8.89キロ・・・、おお、頑張っとる。
スーパーで買い物したら、
久しぶりにサービス氷がありました。
2袋ゲットです。
これを備え付けのエンゲルの冷蔵庫に入れておけば、スイッチ切っても1日くらいは冷たく冷えているのです。こいつが一番電気を食ってるはずなので、極力使わない作戦です。
斜里の町に入りました。
ずっと考えていたのですが、この天気で知床に行くのはもったいなくないかと・・、実は一昨年に行った時も霧でまっ白で何にも見えなかったので、今回はしっかりと絶景を見て帰りたいと思ってるのです。
なので、まだお昼前なのですが、今日はこの斜里に泊まろうかなんて思ってます。
これも自由気ままな旅のいいところ・・、常にノープラン旅なのです。
道の駅しゃりにやって来ました。
店の前の広場はこんなに広くてだ~れも居ないのですが、
駐車場がコレだけしかないのです・・、たった2列・・・、道の駅なんて車で来て貰ってなんぼでしょうに、ナゼあんな広い広場を造ったのか・・・
入口にこんな張り紙が・・・
車中泊する方は臨時駐車場を使えと書いとる・・、って事は車中泊OKって事ね。
ここが臨時駐車場・・、未舗装ですが静かで良さそうなので、ここで泊まり決定です。
何と言っても町に近いのが一番いい。
まずは町の散策をしながら昼飯が食べられるお店を探します・・、出来れば町の小さな食堂で地元飯を食べてみたいのです。
この辺りがメインの通りのよう・・・
お店の数も少なそうなので、スマホで調べながら開いてそうなお店を探します。
おお!・・、これこれ・・、こういう食堂を探していたのです・・、理想にピッタリ。
イカにもタコにも手造の地元飯が食べられそうではないですか。
では、入口の戸を開けて、こにゃにゃちは。
うぐぐっ・・、あ、開かん・・・、鍵がかかっとる・・・、布連が出てるのにナゼ・・・
どうして布連の上に準備中の札がある・・、布連は営業中の印だろうが。
まだ13時にもなってないのに準備中って、そんなにヒマな店なのか。
こっちの中華料理店は繁盛しすぎで、こんな所ではゆっくり呑めません。 ←すでに呑む気まんまん。
斜里駅に来ても何にも無くて、
スマホでやっと見つけて来た食堂は、閉店している様子・・・
しかも気が付けば駐車場に戻って来ていました。
グルグル回って一周したようです。
しゃーないので、ラーメン作って缶ビールでも飲んじゃおう・・・
プハ~~~~・・、まあ、これはこれでイイのです。
窓から入って来る風が冷たくてとってもイイ気持ちです・・、所変われば風変わると言いますが、風ってこんなに冷たかったのかと、改めて感じている毎日です・・、今夜もこの寝袋のお世話になるのでしょう・・
ブログを書いたり稲垣ごろごろしながら時間を潰すも、
節電のためにテレビは見ないのです・・、エライ!
そんなこんなパンナコッタで、夜の部に出動・・、明るいけど。
昼に見つけておいた怪しい店があるのです。
このがその店の看板・・、この路地の奥に進めと矢印があります。
路地を入って行くと・・・
どうです・・、この怪しさ・・・
ここは裏口かと反対側に回ってみたのですが店は無く、やっぱりこれが玄関のようなのです・・、しかもこの辺りは2枚ドアが当たり前田のクラッカーなのに、こんな薄っぺらくて半分ガラスのドアなんて、北の町ではありえないと思うのです。
たぶんこれは、知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない隠れた名店なのか・・、あるいは、ただ金が無いだけのチンケな店に違いないのです。
こにゃにゃちは・・・と、中に入ると、
カウンターは6席くらい、
小汚い・・、い、いや・・、少々散らかった小上がりが二席だけの小さなお店。
まだ早いのか、だれーも居ません。
そしてこの店の店主がこの海坊主・・、い、いや・・、スッキリヘアーのお父さん・・、当年とって75歳、この店始めて55年にもなるそうです。
取りあえずビールを貰って、「何が出来ますか」と尋ねたら、「寿司」と・・・、そんな事は分っておる・・、普通は焼物とか煮付けとかの酒の肴の事だろうに、ちとボケておるのかこの親爺。
面倒臭いので、じゃあ寿司を握ってくれと頼んだら、出て来たのがこのお寿司。
瀬戸内ではあまり見ないネタばかりです・・、ニシンやマスや生ホッキなんて、ここじゃないと食べれません。
特に珍しかったのがこのタラバガニの外子・・、滅多に入らないので、なかなか店でも出せないそう・・、見た目ほどプチプチしてなくて、不思議な味・・、何と申しますか・・、あの~、その~・・、とにかく初めての味なのでした。
20年ほど前に奥様を亡くされてからは一人で切り盛りしてきたけれど、脊髄を痛め、左肩は骨折してしまって、ずっと立ってるのは辛いよう・・、な~に、ヒマだからちょくちょく座ってるんだと明るく振る舞うお父さん・・、今日初めてカッコイイと思いました。
若い頃はアルペンの選手で、いろんな大会で活躍していたらしい・・、その頃の写真を自慢気に見せてくれたのです。
なぜ古い写真をワザワザ撮ってガラ系に入れておる・・、過去の栄光をいつまでも引きずって自慢するタイプ・・、たぶん若い娘が来たらこれを見せて「カッコイー、すごーい」と言ってもらおうと持っているに違いない・・、この顔で。
でも見せられた方は、使用前・使用後・・とか、人ってこんなに変わってしまうのか、残念!とか思ってるに違いありません。
電話が鳴って話していると思ったら、「6人さんですか、申し訳ないですが無理です」と言って電話を切ってしまいました・・、なぬ!・・、他に誰~も居ないのに・・・
一人では手が回らないので、大勢の客は要らないのだとか・・、それより一人二人の客が居てくれて、話をしながら寿司を握るのが一番いいんだそう・・、それが楽しみなんだそうです。
まだ食べられますかと言うので、美味しいのでまだまだ行けますよと言うと、
また握って出してくれました・・、さっきとは違ったネタばかり。
後で分ったのですが、これお父さんからのサービスでした。
ここの雪は本当に綺麗なんだ・・、冬の斜里は本当に綺麗でいいところだと明るく笑うお父さん・・、人口が半分くらいになってしまったけど、常連さんがずっと来てくれて、その常連さんがまた若い子達を連れて来てくれる・・、だからこの店はやって行けてるのさ・・、斜里は本当にいい所だと、何度も何度も言うのでした。
昔の斜里の話しから今の斜里の話まで、本当に楽しそうに話してくれたお父さん・・、でもその間、一人の客も来る事はありませんでした。
ヒマな店の店主はよく喋る・・、やはりこの法則は間違ってないようです。
旅の思い出に、はい、ボーズ。
こっちを見んか!・・・(ワザトだったらしい)
最後まで茶目っ気タップリのお父さんなのでした。
外に出たら寒い、寒い。
そう言えば、さっきの寿司屋はクーラー無かったのに、全然暑くなかったのです・・、もう8月になろうかと言うのに・・、やっぱりここは別世界です。
駐車場に帰って来たら車中泊族がたくさん来ています。
皆さん北海道の夏を楽しまれているのでしょう。
今日は斜里に泊まっています。
明日は知床へ向います・・・、天気が良くなってくれればいいのですが。
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